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2020年に商用サービスが始まる次世代通信規格「5G」。普及を推進する「キラー」サービスとなりそうなのは、やはり動画だ。5Gのメリットである高速、大容量、低遅延のなかでも、最もわかりやすく生かしやすいと期待されている。これまで以上に大容量の動画をやり取りできるぶん、その大きなデータを「どこで処理するか」が悩みのタネになりつつある。提供するサービスや初期投資とのバランスを考慮しながら、データを処理する場所を適宜選んでいくことになりそうだ。(中略)従来であればこんな大容量の動画を送れなかったので、設置場所である程度の処理が必要だった。それが不要なのでカメラとパソコン、ゲートウエー機器だけを設置すれば済む。従来に比べて安価な投資でシステムを構築できる。一方で5Gでは「MEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)」を利用して映像を処理する手段もある。一般にクラウドサービスで実行する処理を、MECでは基地局など携帯通信事業者(キャリア)の設備に設置したサーバーで処理させる。これによりユーザーとの物理的な距離を縮め、遅延を短くして反応速度を高める技術だ。MECには低遅延以外にもメリットがある。8K映像のような大容量のデータがインターネットに負荷を与えることを回避できる。キャリアは「5Gの回線と動画を生かす利用方法は何なのか」というテーマに頭を悩まし続けることになりそうだ。(日経 記事より)
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