海外市況
■ダウは反落(33820)。「バイオ製薬のアムジェンなど前日夕以降に決算を発表した一部銘柄が売られ、ダウ平均を押し下げた。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による緩和的な金融政策が長く続くとの観測が支えとなり、午後に下げ幅を縮める場面があった。アムジェン7%安、MS・ボーイング3%安。FOMCでは金融政策は据え置き、「経済や雇用指標は力強さを増した」と景気認識を引き上げた。ただ、物価上昇については「主に一時的な要因を映して上昇した」と指摘。FRB議長は記者会見で資産購入の縮小について問われ「まだその時期ではない」と答え、雇用や物価動向が政策目標に向けて進展するか注視していると述べた。ナスダックは14051」。■原油は続伸(63.86)。「一時は64.53、原油在庫が予想ほど増えなかったうえ、夏以降の需要回復を見込んだ買い。週間の石油在庫統計で原油在庫の増加幅が市場予想よりも小幅。GSは28日、5月以降に旅行制限の緩和が進むことなどを理由に、原油需要が大幅に増えるとの見通しを示した。」、●金は続落(1773.9)。
■米国債は小反発(利回り低下1.61%)。「米景気の回復にもかかわらず、FRBのパウエル議長がFOMC後の記者会見で緩和的な金融政策の長期化を示唆したと受け止められ、米国債には買いが優勢。議長は景気につき「一般的な想定よりも早いものの、不均衡なままで完全な回復からはほど遠い」と指摘し「米景気の状態は我々の目標からほど遠く、十分な進展が達成されるにはいくらかの時間が必要だろう」、商品価格の上昇や消費の活発化が今後物価上昇に与える影響についても「一時的なものだ」と述べた。一部で懸念されていたテーパリング(量的緩和の縮小)の開始時期などについてもパウエル議長は明言せず、声明での強い経済回復との表現に市場では警戒感が高まった(金利も一時的に上昇した)が、議長会見でその警戒感が後退」。
■日経平均先物夜間引けは、28920。
■(為替)108.58-109.00のレンジ。17時は108.60近辺。ユーロは1.2056-1.2134のレンジ、17時は131.70/1.2125近辺
本日は東京は祝日休場、13:30更新 日経先物CMEは29030 、円は108.63近辺。 最新市況ニュースに更新。
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