市況
■株続落(28864)「米長期金利の上昇を背景に米株価指数が大幅安になった流れを東京市場も引き継ぎ、リスクを回避するための売りが膨らんだ。グロース(成長)株を中心に大きく下げ、下落幅は一時600円超まで広がった。午後に入ると下げは一服した。4日の米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言をきっかけに米市場で金利高・株安が進行。東京市場でも朝方から半導体関連を中心にグロース株への売りが先行した。米ナスダック100株価指数の先物が軟調に推移したことで投資家心理はいっそう冷え込んだ。指数への影響の大きい値がさ株がとりわけ大きく下げた。午後には下げが急速に鈍った。日銀による上場投資信託(ETF)の購入について黒田総裁は「柔軟に弾力的にやる」と発言、長期金利につき金利変動容認幅を広げることは「必要とも適当とも思わない」と明確に否定。パウエル発言と対照的で、債券のみならず株式市場にも好感。東証1部の売買代金は概算で3兆1752億円。売買高は14億3043万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は753と、全体の3割強にとどまった。値上がりは1352と約6割、変わらず89銘柄」。■債券大幅上昇(利回り低下0.085%)「黒田総裁は5日に衆院財務金融委員会で、現状プラスマイナス0.2%程度としている長期金利の変動幅拡大について「必要とも適当とも思っていない」と述べた。これまで、市場機能の向上のため変動幅を広げるとの観測が長期金利の上昇を促しており、発言をきっかけに債券には買い。長期金利は午前に0.150%まで上昇する場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が4日、米メディアの討論会で足元の金利上昇を抑制する具体策に言及しなかった。市場では日銀も目先は上昇を容認するとの見方があったため、国内債にも売りが優勢だった。中期債や超長期債にも買いが目立った。新発5年物国債は前日比マイナス0.025%低いマイナス0.100%で推移している。新発30年債利回りは0.610%と0.105%低下する場面があった」。
(為替)107.82-108.35のレンジ、17時は108.27近辺。ユーロは129.40/1.1951近辺。
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