3月10日に、ニューヨークの冬時間が終了する。夏時間になるとニューヨークの午後5時は東京の翌午前6時だ。
株式市場や商品市場は取引所があって定時に取引がCloseされ、(夜間取引を除き)通常午後3時頃に取引を終えるので市況の報道も余裕がある。公式の引け値が通知されるまでにも取引所のCloseから少し間をおくし、情報を整理し、市場が動いた原因等について、ディーラー等の市場参加者・関係者にヒアリングすることも可能だ。
ところが、 為替市場となると、基本は銀行等の市場参加者間の間の取引なので、業務終了まで取引され、必ずしもCloseの時間がはっきりしているわけではない(通常参加者の協定で 業務終了時間の午後5時までとすることが多いと思われるが、これを過ぎたからといって、当事者間でOkすれば、取引ができないわけではない。)
3-4年前の、日経新聞電子版では ニューヨーク冬時間の市況は東京午前8時前後に掲載されることが多かった。これでは、現在の私の出勤時間に間に合わない。月曜日-木曜日、出社後にブログ更新ができない現在の環境では、帰宅するまで更新できない。冬時間になったらどうしようかと、実は悩んでいた。ところが、実際には午前7時半の出勤時間には、NYKの為替市況も掲載される日が多かった。なんとか出社前にNYKの為替市況も掲載できる日が多かったのである。(できなかった日は数えるほどしかなかった。)
出社前に海外市況をチェックする人は多いようで、読者の多くも出社してからのチェックでは 出遅れるとの実感があるのではなかろうか。ニューヨークの市況担当の方々に 「ご苦労様、ありがとう ございます」と言いたくてこの近況を書いた。(読んでいただいているかは不明ですが、きっと読んでくれて、あわせてくれたんだと勝手に思っています)
夏時間になると1時間余裕ができるので、従来のペースに戻れると思う。
ただ、考えてほしい要望が一つある。シドニーで市況はむりなのだろうか? シドニーは 南半球に位置する。シドニーは北半球が冬の間が夏時間で 東京より2時間早起きになる。どうも最近はシドニーからの朝の市況がないようなのが残念だ。東京市場休場の日や豪ドル市況について、(あるいはニュヨークの後場の市況について)シドニーは活用できないのだろうか? 市況報道の体制を敷くのは大変だと推察するが、昔あったシドニーからの市況がないのはやはりさみしい。