イエレン証言で頭打ちのかっこうとなったドル/円相場だが、イエレン氏は年内あと一回の利上げを否定したわけでもないし、それどころか、FRB資産の縮小の年内開始を明言もしている。それまで利上げに積極的と見られた「ハト派」イエレン氏の今回の証言がなぜここで利上げに「消極的」とみられたのか、その理由は
1.中銀も将来の予測は 正直わからない「景気が 過熱気味となるのか、順調なのか 下降傾向にあるのか」 彼らが判断材料としている指標がどう動くかの予想がFRB内でさえ一致しない。
2.同じ言葉でも、マーケットが自分のポジションに都合よく解釈する。 あるいはその反面を過大に評価する。 という理由だろうか、
イエレン、黒田… 中銀トップ発言なぜ曖昧? 編集委員 清水功哉 (日経 有料)
これが いわゆる 相場のあや につながるのであろう。 自分がその国の中銀総裁になったつもりで(笑)、正しくはどういう景況感で どのような金融政策をとるべきなのかを考えることが一番の解決法ではないかと童子は思います(笑)。
過去イエレン氏は株式相場が過熱していると発言し、株式市場に冷水を浴びせた経験があり、その反省もあったかとも思うが、ここでも調整局面のはさまるチャンスを失ったNY株式はまるで昇り竜で、正直怖いと私は思う。。