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29日の東京株式市場で日経平均株価が大幅続伸し、前日比714円12銭(3%)高の2万7568円15銭で取引を終えた。1990年8月以来、30年4カ月ぶりの高値をつけた。米追加経済対策が成立したことで前日の米株式相場が上昇。世界景気と連動性が高いとされる日本株も幅広い投資家の買いを集めた。
上昇率が目立つのは時価総額の大きい主力銘柄だ。大型株で構成する東証株価指数(TOPIX)コア30は約3年ぶりの高値をつけた。信越化学工業が上場来高値を更新したほか、村田製作所やキーエンスも年初来高値とハイテク関連の銘柄が上昇した。一方、JR東海や日本航空など新型コロナウイルスによる打撃を受けた銘柄も上昇。ピクテ投信投資顧問の松元浩グローバル資産運用部長は「来年以降の業績回復を一気に先取りする投資行動だ」と指摘する。
きっかけになったのは米国で9000億㌦(約93兆円)の追加経済対策の法案にトランプ米大統領が署名したことだ。前日の米国市場でダウ工業株30種平均、ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数の代表的な3指数がそろって過去最高値を更新した流れを引き継いだ。
(*日経 記事より)写真:700円超上げ、2万7500円台で取引を終えた日経平均株価(29日、東京都中央区)
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