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欧州議会は欧州連合(EU)の行政トップである欧州委員長にドイツのフォンデアライエン国防相を選出した。過半数をわずか9票上回る僅差での承認となった背景には、出身国ドイツにおける政争が響いている。2021年の任期満了で辞めると宣言するメルケル独首相。その引退をにらんだ駆け引きがEU人事を揺らし、後味の悪さを残した。反対票が膨らんだ大きな要因は、実はドイツの連立与党の内輪もめだった。メルケル大連立政権を支えるドイツ社会民主党(SPD)が反旗を翻したのだ。「フォンデアライエンが欧州委員長に適任でない理由」。日本経済新聞が入手したSPDの文書には、2ページにわたって英語で罵詈(ばり)雑言が並べられている。「失策を繰り返してきた」「国民に人気がない」「国防相なのに連邦軍と意思疎通できない」。ずさんな予算執行や情実人事などの疑惑も列挙し、投票直前の欧州議会でばらまいた。メルケル首相の母体である保守系与党の支持率は30%弱だが、SPDは10%台前半に沈む。遅くとも21年までに行われる独議会選前には、なんとか党勢を立て直したい。執行部は党員から「メルケル首相に唯々諾々と従っているから党勢が衰えた」と突き上げられており、気骨のあるところをみせる必要があった。(日経 記事より)
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