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トランプ米大統領は19日、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」と米IT大手オラクルなどが提携する案について「原則承認」したと明らかにした。商務省は20日に予定していたアプリの配信禁止を27日に延期すると発表。ティックトックの米国事業見直しが最終決着するかはなお予断を許さない。米財務省は、米政府の正式承認には(1)オラクルと米ウォルマートによる交渉完了(2)政府機関の対米外国投資委員会（CFIUS）による提携案の承認――が条件になると指摘した。<<中国政府の承認も必要になる。>>

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「コンセプトとしては米国にとって素晴らしい合意だ。完了するなら素晴らしいし、しなければそれでもよい」と先行きを注視する方針を表した。中国政府への個人情報流出を懸念してきたが、提携が実現すれば「中国とは関係がなくなる。安全性は完璧になる」と主張した。オラクルとティックトックは19日、米国に新たに設ける国際事業の統括会社にオラクルとウォルマートが最大20%出資すると発表した。投資会社を含む米国側が過半を出資するかは不明だが、トランプ氏は「オラクルとウォルマートが完全に支配するだろう」と強調した。同氏は中国側が支配権を握ることに難色を示してきた。

米商務省は「直近の前向きな動き」を受けて、ティックトックの米国内での配信と更新を禁じる措置を27日午後11時59分に延期すると表明した。同省は18日、20日夜から配信と更新を禁じると発表していた。事実上の交渉期限を1週間先延ばしし、中国側に譲歩を迫る狙いとみられる。トランプ氏は現行の提携案について「多くの雇用やお金を米国にもたらす。利用者も喜ぶ。みんなハッピーだ」と語った。同氏によると、新統括会社は南部テキサス州に置き、新たに2万5千人を雇用する計画がある。米国の若者教育への基金に50億ドル（約5200億円）を拠出するという。テキサスは11月の大統領選の接戦州の1つ。米国内で1億人の利用者を抱える人気アプリのティックトックを巡り、トランプ氏は安全保障上の懸念があると問題視してきた。米国企業に完全売却するか、交渉がまとまらなければ閉鎖させるとバイトダンスに迫ってきた。（＊日経記事より）写真：米オラクルは19日、TikTokの提携先に選ばれたと発表した=ロイター(別の日経記事より）

	その他ニュース（09/20_夕）
国債	01_＊トランプ氏、TikTokとオラクルの提携案「原則承認」<映像> アプリ配信禁止、27日に延期（日経）
	02_オラクル、TikTokとの提携発表　ウォルマートと2割出資（日経）
	03_トランプ氏、最高裁判事に女性指名へ　大統領選にらむ（日経）
	04_米、対イラン国連制裁復活を宣言　欧ロ中は認めず（日経）
	05_米中首脳、コロナ対策でしのぎ　国連総会で演説へ 90秒でみる今週の海外ニュース（日経）
IT　科学	06_米研究、危うい中国排除　中国は「独立」へ着々 チャートは語る（日経）
	07_精進料理とビーガン　食材の冒険が生む未知の味とは NIKKEI The STYLE（日経）
	08_回復者の血液でコロナ治療　米では承認その「実力」は（日経）
国内	09_大阪都構想、2度目の住民投票　論点まとめ読み（日経）
	10_連敗のブランド誘致　三菱地所のビジネス街大改造 「丸の内に華やぎを」まとめ読み(2)（日経）
	11_取り調べは淡々3時間　「否認なら長期勾留」なお 検察改革10年(上)（日経）
	12_スタジアムで玉入れ、アバターで文化祭　秋の学校行事（日経）
	13_東京都で新たに162人感染　新型コロナ（日経）
	14_ALS患者、揺れ動く心　周囲が支え前を向く<映像>（日経）
	15_65歳以上は3617万人、人口の28.7%で最多　総務省推計（日経）
	16_五輪見据え入国緩和へ一歩　国内リーグの海外選手容認（日経）
市場	17_資産価格、半年で急回復　米ハイテク株5割近く上昇（日経）
	18_アクシスの小倉社長「システム開発　金融機関向けに強み」（日経）
	19_株、持ち高両にらみ 不安定相場に「バーベル投資」 証券部　長谷川雄大（日経）
	20_日本の個人マネー1.6兆円、世界株投信へ　1～8月（日経）