市況
■株反落(23091)。「これまでの急ピッチな上昇に対する警戒感が漂い、利益確定を目的とした売りが優勢となった。外国為替市場で円相場が上昇したのも重荷だった。前日に1ドル=109円台半ばだった円相場が一時107円台後半の水準まで円高に振れ、自動車などの輸出関連株の売りを誘った。日経平均は前日までの6日続伸で上げ幅が1300円に達し、25日移動平均との乖離(かいり)も広がっていたため、短期的な相場の過熱感が意識された。直近で上げていた鉄鋼や海運、銀行などの業種への売りも目立った。日経平均の下げ幅は200円を超え、2万3000円の心理的な節目を割り込む場面があった。ただ、アジアの主要株価指数が堅調に推移するなか、これまでの上昇局面で買いそびれていた投資家や、海外勢の先物の買い戻しなどが入り、取引終了にかけて下げ幅を縮小した」。■債券堅調(利回り低下0.015%)。「8日の米長期金利の低下をきっかけに、国内債にも買いが先行した。その後、東京市場で株安や円高が進んでリスクオフムードが強まり、債券利回りは一段と低下した。日銀はあす10日、残存期間「3年超5年以下」、「5年超10年以下」の国債買い入れオペ(公開市場操作)を予定しており、中長期債への買い安心感につながった」。
●(為替)円大幅反発、9~10日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、米連邦準備理事会(FRB)が国債利回りに誘導目標を設ける「イールドカーブ・コントロール(YCC)」を導入すれば米金利が低下する(日米金利差のさらなる縮小というよりは、現状が固定的となる)との見方から円買い・ドル売りが入った。本日は午前10時の公表相場決定までの実需のドル買い(輸入決済)も少なかったもよう。
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