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共産党支配下で高い経済成長を続けるベトナムで5日、国家主席らの人事が決まり、週内にも新内閣が発足する。最高指導者の党書記長として初の3期目(1期5年)に入ったグエン・フー・チョン氏(76)は通商、安全保障面で米中両国との最適な距離を模索する。自律的な外交と成長の持続へベトナムは岐路に立つ。
「両国民の利益につながるような伝統的な友好関係を促進したい」。3期目の続投が決まった直後の2月8日、チョン氏は中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と電話協議を行った。過去に戦火を交え、南シナ海での領有権問題を抱える隣国に「両国民」という表現で一方的な海上行動などを慎むよう暗に迫った。国内向けには、汚職の撲滅を一段と進める姿勢を示す。健康不安説が消えないなか、3月18日の党内会議で「あらゆるレベルの党組織で、腐敗との闘いを強化し続ける必要がある」と引き締めを図った。 (中略 原文をお読みください)
対米輸出の主力は新型コロナウイルス対策の在宅勤務で需要が増えたパソコンや電子部品だ。一部の多国籍企業が米中貿易戦争を避けるため生産拠点を中国から移した。ベトナム統計総局によると、1~3月の対米輸出は前年同期比3割以上増えている。対応を誤って、米国の制裁関税発動を許せば好調な経済を損ないかねない。安保面での圧力を高める中国に対峙するには米国の後ろ盾が欠かせない。だが、通商や人権でベトナムをみる米国の目は厳しさを増す。二大強国の狭間でベトナムが進む道は狭く険しい。
(*日経記事より)地図も
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