海外市況
中東やアフリカから多数の難民が押し寄せ、欧州政治を揺るがした難民危機から2020年で5年。戦乱などで故郷を失った人々は19年6月時点で約7000万人と、15年末から1割増えた。このうち正式に難民認定を受けて国外で暮らすのは約2500万人に上る。受け入れの負担は重く、当初は寛容な姿勢を見せていた国でも、移動を制限したり送還を試みたりする動きが出ている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、世界で最も多く難民を受け入れているのはトルコだ。だが最近の経済低迷を受け、難民への視線は厳しい。19年半ば以降、難民をイスタンブールなどの大都市から、シリア国境に近い南東部などに送り返すなどの締め付けが強まった。トルコは10月、シリア北部への越境軍事作戦を始めた。トルコがテロ組織とみなすクルド系武装勢力を掃討して確保した「安全地帯」の目的の一つが、こうしたシリア難民を送り返すことだ。トルコによると既に37万人が「自発的に」戻っているという。ただトルコに滞在する難民の多くは北部出身ではない。国土の大半を掌握したアサド政権から迫害される恐れもあり、どれだけの難民が安全地帯への移住を望むかは不明だ。(*日経 記事より)関連ニュース(01/06_朝) | ||||||||
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