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日本の植民地支配からの解放を祝う8月15日の「光復節」。ソウルで開かれた記念式典で文在寅(ムン・ジェイン)大統領よりも目立ったのが、独立運動家とその遺族でつくる「光復会」の金元雄(キム・ウォンウン)会長だった。激しい「親日派」糾弾の演説をぶちあげ、韓国社会に波紋を広げた。(以下小見出しと抜粋 原文をお読みください。)
■「愛国歌」作曲家も断罪
「李承晩(イ・スンマン)は親日派と結託した。韓国は民族反逆者をまともに清算できない唯一の国となった」「『愛国歌』を作曲した安益泰(アン・イクテ)はベルリンで満州国建国10周年の祝賀演奏会で指揮した。民族反逆者が作曲した歌を国歌に定めた国は全世界で韓国だけだ」文氏に先立って演説した金氏は初代大統領と、式典でも演奏された国歌の作曲家の2人を名指しして「民族反逆者」と言い放った。
■「親日」≒「売国奴」
文政権を支持する革新勢力の基本的な考え方はこうだ。植民地支配解放後の韓国は本来、独立運動家によって運営されなければならなかった。それなのに実務にたけた旧官僚や軍人、資本家など、本来なら表舞台から消え去るべき日帝支配の協力者が生き残り、権力を握り続けた。こうした「親日残滓(ざんし)」を一掃しないと真の建国とはいえない――。
■済州道知事は反論
「朝鮮戦争で命をかけて国を守った軍人の中には、日本軍で服務していた人々もいる。いまの韓国を築いた人々には『功』も『過ち』もあった。私たちは両方を謙虚にみなければならない。過ちだけをみてすべてを断罪し、国民を再び二分することには決して同意できない」済州道の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事は同日、済州市での式典で予定していた演説を急きょ変更し、金氏の発言に真っ向から異を唱えた。光復会のメンバーが済州島で開かれた光復節の式典でも金氏の演説を代読したのだ。
■「愛国者」か「親日派か」
■「和解」に動く保守派
(*日経 記事より)写真:光復節の演説で国立墓地からの親日派排除を主張した金元雄・光復会会長(右から2人目)=韓国大統領府提供
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