市況
■株反落(22587)。「前日の大幅高の反動やアジア株安を受けた利益確定売りが優勢だった。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、米中対立の激化に対する懸念も相場の重荷となった。前日の米株式相場でハイテク株が下落した流れを受け、日本でも足元で過熱感の強かった半導体関連や電気機器、情報通信の一角が売られた。ポンペオ米国務長官は13日、「南シナ海の大半の地域にまたがる中国の海洋権益に関する主張は完全に違法だ」と批判した。中国側の反発は必至とみられ、米中の対立激化が今後の貿易交渉に影響し、世界景気の回復が遅れるとの警戒感が強まった。「新型コロナや米中問題に焦点があたり、足元で資金が集中するグロース(成長)株の上昇速度が鈍化した」との見方があった」。■債券堅調(利回り低下0.020%)。「新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒から、13日の米長期金利が低下した。ポンペオ米国務長官が13日に南シナ海での中国の海洋進出を批判する声明を出し米中対立への懸念が強まったことも、相対的に安全資産とされる日本国債の買いにつながった。日銀が15日まで2日間の日程で金融政策決定会合を開いている。結果を見極めようと持ち高を傾ける動きは限られ、膠着感が強かった。超長期債も買いが優勢だった。新発20年債の利回りは前日比0.005%低い0.420%、新発30年債利回りは0.010%低い0.590%で推移している」。
(為替)107.12-107.36のレンジ、ユーロは堅調、17時現在 対ドル1.1333、対円121.57近辺
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