市況
■株反落(26,763)。「国内での新型コロナウイルスの感染者数増加や、短期的な景気下押し懸念が株価の重荷だった。半面、新型コロナワクチンへの期待や緩和的な金融環境が長期化するとの安心感が相場を下支えした。日経平均は前日まで上昇しており、休日入りを前に利益確定売りや手じまい売りが優勢だった。国内外での新型コロナの感染再拡大や、経済活動の抑制を通じた短期的な景気下押し懸念なども上値を抑えた。日銀が昼すぎに金融政策決定会合の結果を発表したが、想定通りの内容だったとの見方が多く、相場の反応は乏しかった。もっとも、下がった場面では買いも入り、底堅く推移した。米ファイザーと独ビオンテックが18日、共同開発した新型コロナワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請した。申請が承認され、年内にも国内で接種が始まれば株価には好材料になるとの見方があった。緩和的な金融環境が長期化するとの安心感も引き続き、投資家心理の支えだった。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均とナスダック総合株価指数がともに過去最高値を更新していたことが支援材料となり、午前の取引では上げに転じる場面もあった。東証1部の売買代金は概算で2兆8959億円。売買高は12億9699万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1079、値上がりは1008といずれも約5割で拮抗した。変わらずは97」■債券軟調(利回り上昇0.010%)。「長期金利は今週に入り心理的節目のゼロ%を付ける場面があるなど低下基調にあり、週末を控えて持ち高調整の売りが出た。日銀は18日まで開いた金融政策決定会合で企業の資金繰り支援を延長する一方で、大規模な金融緩和政策の維持を決めた。2%の物価目標が遠のいていることを踏まえて「各種の施策を点検し、2021年3月の決定会合をめどに結果を公表する」とした。市場では「金融緩和の点検はサプライズ(驚き)だったが、金融緩和の枠組みは変更しないとしており、大きな政策変更の可能性は低い。総じて市場予想に沿った結果」との声が目立った。会合の結果を受けた債券相場の反応は限定的だった」。
(為替)103.13-103.48のレンジ、17時は103.45近辺。 ユーロは126.68/1.2245近辺
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