海外市況
ダウ反落(29102)「前日までの4日続伸で1123ドル上げ、前日には3週ぶりに過去最高値を更新していた。高値警戒感が強まり、週末を前に利益確定売りが出た。新型肺炎の感染拡大は続いており、投資家心理の重荷になった。米連邦準備理事会(FRB)が7日に発表した金融政策報告書で「新型肺炎の発生は中国景気に混乱を招き、世界景気にも広がる可能性がある」と指摘した。新型肺炎の感染拡大による世界景気への悪影響が改めて意識された。ダウ平均は一時322ドル下落した。朝方発表の1月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比22万5000人増え、市場予想(16万人増)を上回った。高値警戒感からの売りの勢いが勝り、雇用統計はほとんど材料視されなかった」。原油反落(50.32)「新型肺炎が原油需要を押し下げるとの見方が改めて意識され、相場の重荷となった。米株式相場が反落し、株と同じリスク資産である原油先物相場に売りが波及した面もあった。ロシアが減産強化に消極的と受け止められたことも売りを誘った。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの産油国が6日まで実務者協議を開き、日量60万バレルを追加で減産するよう提案した。主要産油国は3月上旬に開く閣僚会合で協議する見通しだという」金続伸(1573.4)。債券は続伸(利回り低下1.58%)「 中国や欧州の景気減速への懸念や米株安を受けて、相対的に安全資産とされる米国債への買いが優勢となった。昨年12月のドイツの鉱工業生産が前月比で市場予想以上に落ち込んだ。前日にもドイツの経済指標が悪化しており、ユーロ圏の景気減速への懸念が強まった。ドイツなど欧州国債相場が上昇し、米国債にも買いが波及した。朝方発表の1月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比22万5000人増と市場予想以上に増えた。平均時給は前年同月比3.1%上昇と上昇率が前月から拡大した。米労働市場の拡大基調を示したと受け止められ、発表直後は債券売りを促したが続かなかった。米連邦準備理事会(FRB)は、議会に半期ごとに提出する金融政策報告書を公表した。「米経済の穏やかな成長が続いた」とし、昨年後半には米経済の下振れリスクは減ったとの指摘した。一方で「中国での新型肺炎の影響が波及する可能性が見通しの新たなリスクとなった」との認識を示した。議長が報告書をもとに11~12日に予定する議会証言での発言を見極めたいとして、相場の反応は目立たなかった」。 日経先物夜間引けは23690.市況関連ニュース(02/08_朝) | ||||||||
NYダウ | ||||||||
NY商品 | ||||||||
米国債 | ||||||||
NY為替 | ||||||||
欧州市場 | ||||||||
NY市場 | ||||||||
注目記事 | ||||||||
週刊株式 | ||||||||
NHK国際 | ||||||||
日本株 | ||||||||
(夜間) | ||||||||
市場記事 | ||||||||
03_ビジネスTODAY携帯、安売り規制で増益 ソフトバンク 15%、KDDI 11% 10~12月 | ||||||||
その他 | ||||||||