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安倍晋三首相は23日、中国・北京を訪れ、人民大会堂で習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談した。両首脳は日中がアジアや世界の平和と安定に対する責任を共有することで一致。「日中新時代」にふさわしい協力を加速させることで合意した。首相は2020年春の習氏の国賓来日に向けて懸案の前進を求めた。会談時間はおよそ40分だった。習氏は冒頭「私と安倍首相で緊密な意思疎通を保ち、中日関係を新たな段階に押し上げたい」と表明した。首相は「日中関係の重要な節目となる来年春の習主席の国賓訪日を極めて重視している」と語った。「日中は地域や世界の平和、安定、繁栄にともに大きな責任を有しており、この責任を果たすという意思を内外に明確に示したい」と話した。「平和への責任」は、習氏が掲げる「人類運命共同体」と通じる考え方でもある。大きな理念を共有しあうことで中国の前向きな行動を導く狙いが日本側にはある。首相は警官隊とデモ隊との衝突で混乱が続く香港情勢について「大変憂慮している」と伝えた。新疆ウイグル自治区の人権問題に関し、透明性ある説明を要請した。習氏はいずれも中国の内政問題との認識を示した。日本人が中国で拘束されている問題への速やかな対応も迫った。沖縄県・尖閣諸島周辺への中国公船の進入などを念頭に、東シナ海の安定なくして真の日中関係の改善はないと自制を求めた。習氏は広域経済圏構想「一帯一路」や、人工知能(AI)とビッグデータの活用で日本の協力を呼びかけた。首相は会談後の夕食会で、米中貿易交渉の第1段階の合意を評価するとともに、対話を通じた問題解決を指摘した。改革をさらに進め、公平で公正なビジネス環境の実現に努めるよう要請した。(日経 記事より)
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