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厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」のAndroid(アンドロイド)スマートフォン版を「無用の長物」にする不具合が4カ月以上放置されていた問題は、厚労省のテストに対する姿勢の課題を浮き彫りにした。取材を進めると起こるべくして起こった問題であると分かった。 実はCOCOAの不具合が長く放置されてきた問題は、今回が初めてではない。初期バージョンにあった通知機能のバグの修正に3カ月を要するなど、不具合の発見と修正が遅れる傾向が続いていた。COCOAのリリースから7カ月以上たつが、ほぼ常に何らかの不具合を抱えている状況が続いている。 不具合の発見と修正が常に遅れる最大の原因は、厚労省が発注者としてテストを甘く見ていた点にある。システム開発を担う発注先のIT(情報技術)ベンダーにも責任の一端はあり、厚労省は限られたリソースの中で懸命に各種システムを早期にリリースしようとしている。 しかし、厚労省は自ら実施するはずの受け入れテストの環境を持たず、ITベンダーからの各種報告の「レビュー」だけで済ましていた。レビューでアプリの「動作確認」ができていたと判断していた点は看過できない。 以下小見出しと文末 ■省かれていた「実機を用いたテスト」 ■「受け入れテスト」異例の実態 ■受け入れテストの動作確認は「検討中」 厚労省が今後も受け入れテストで実運用に近い動作確認ができないならば、最低でもその業務を外部に発注し、厚労省が結果を検証する体制が求められる。COCOAの立て直しには、ITベンダーと厚労省が品質管理で果たすべき役割を整理して、双方の体制を見直す必要がある。(*日経記事より)表も(童子追記:システムは企業文化だ。COCOAは「厚生労働省」の文化そのものだ。)
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