私はこれまで堀江貴文氏は嫌いであった。
モノの言いようが独善的と言うか、高慢ちきというか・・・・。
しかし、この記事に関する限り堀江氏に賛同したい。
世間では、高齢者ドライバーの交通事故が多発している。
ブレーキとアクセルの踏み間違いが大きな原因だと言われているが、これもひとえに老化が大きな要因であろう。
いくら長年タクシードライバーをしてきた方たちだって、この老化現象には抗えない。
もし万一のことがあれば、人生の終わりに大きな汚点を残すだけでなく、人様にも多大な迷惑や損害を与えてしまいかねない。
できれば元気なうちに、何かが起こる前にドライバー業を引退するべきではないかと・・・・。
生活上、そうできない方たちもおられるとは思うが・・・・・。
ただ次の点では、私は堀江氏には賛同できない。
海外からの観光客増加によるタクシー不足解消のために、国交省は「ライドシェア」なるものを推し進めようとしている。
これまた安易な発想による対症療法ではないだろうか?
国のすることは、いつもこんなその場しのぎのことばかり。
根本的な解決法など探ろうという気などさらならないのだろうな。
この手の問題は、目先の小細工で解決するものではあるまい。
一般ドライバーが、金を取って客を乗せるには、種々の問題が発生するに違いない。
事故が起きた時、だれが責任をとるのか・・・・。
また日々の車の管理や保険の問題、客とのトラブル等々・・・・不安の種は尽きない。
人の命を預かるのだから、それなりの免許や経験・実績のないものが、安易に営業運転に参画するのは如何なものか・・・・?
政治家や官僚たちは、もっと物事の本質を考えてもらいたいものだ。
小手先の策やカネをばらまいて解決する問題ではないのだ。