松阪いさおと中央区を元気にする会

中央区民をはじめ広く大阪市民の皆様の意見をお聞きして大阪市政に提言する政治団体です

大阪のまちにへそを創る

2018年02月02日 | 市民の方々との対話
ヨーロッパの街を散歩すると、必ず旧市街というものがあります。ロンドンではシティ、パリではシテ島など。だいたいが教会を中心として古い町並みが広がっている地域です。これらの地域はその街の良い歴史も悪い歴史も併せ持ちながらその街の成り立ちを語りその街の人々の誇りともなっていますし、その街の人々が自分の街を愛するよりどころとなっています。日本国内にも奈良町をはじめ旧市街が残っている町がたくさんあり、地元の人々がボランティアでガイドなどをしながら旧市街を愛し守る活動をしています。振り返って我が大阪には誇れるような旧市街という地域はあるのだろうか。中央区の空堀や東成区の今里、福島区の野田など戦災に会わなかった地域に戦前の長屋などが残り若者を中心に魅了的な散歩道になっているエリアはありますが、大阪の歴史を象徴するような街とまでは言えないように思います。大阪と言えば商人の街。天下の台所として全国各藩の蔵屋敷が並び諸藩の藩主からも恐れられた大阪の豪商たち。このような歴史を語れる街が必要だと思うのです。歴史博物館やくらし今昔館などジオラマはありますが、実物大の街並みがあれば大阪の歴史を学びながら大阪の繁栄に尽力した人々に思いをはせる機会ができると思うのです。私が大阪の人たちに提案したいことは、前回までに提案した豊國神社の船場のご遷座に合わせてその参道を創りそこに船場商人街を再現します。赤福が伊勢神宮の参道におかげ横丁を再現したように大阪にも商人街を再現し、併せて太閤殿下への信仰を深めるカルチャーを創るのです。場所はズバリ、船場センタービルを撤去した跡地です。70年万博に合わせて建設された船場センタービルと高架道路は2020年にはまる50年になります。そろそろ次の計画を考える時期ではあります。

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