大阪市役所を廃止して24区を4つの区に再編する。それで住民サービスが“最適化”されると各区の広報誌に出ています。要は大阪の中心部にあった大都市を解体して4つの中核都市をつくろうという案。4人の公選首長を配置することで大阪市長1人では目の行き届かなかった細かな住民サービスが可能となるという主張です。
現在の24区の区長は区内各地域の行事に昼夜、休日を問わず出席し区民と触れ合っておられます。住民と直接言葉を交わし問題点や頑張っていることを一つ一つ聞き取りながら、それを区政に反映させておられ、区民にとってはうれしい事であります。しかし、それが公選とは言え60万人も70万人も人口を抱える「特別区」の長ともなるといちいち地域の行事に参加することなど到底無理なことで、区民の声が「特別区」の区長には届かなくなるでしょう。現在の24区には個性がそれぞれあります。各区によってニーズも政策も異なるでしょう。5区も6区も統合して、たとえ公選とはいえ一人の区長がそれにきめ細かに対応することができるでしょうか?それで本当に「身近なことは身近な役所で決める」と言えるのでしょうか?とても「最適化」とは言えません。最適化というならば、現在の区長にもっと権限と予算をおろして市民に直接かかわるサービスの向上を今以上に区の現場で判断できるように変えていくことこそ「最適化」と言えると思います。
現在の24区の区長は区内各地域の行事に昼夜、休日を問わず出席し区民と触れ合っておられます。住民と直接言葉を交わし問題点や頑張っていることを一つ一つ聞き取りながら、それを区政に反映させておられ、区民にとってはうれしい事であります。しかし、それが公選とは言え60万人も70万人も人口を抱える「特別区」の長ともなるといちいち地域の行事に参加することなど到底無理なことで、区民の声が「特別区」の区長には届かなくなるでしょう。現在の24区には個性がそれぞれあります。各区によってニーズも政策も異なるでしょう。5区も6区も統合して、たとえ公選とはいえ一人の区長がそれにきめ細かに対応することができるでしょうか?それで本当に「身近なことは身近な役所で決める」と言えるのでしょうか?とても「最適化」とは言えません。最適化というならば、現在の区長にもっと権限と予算をおろして市民に直接かかわるサービスの向上を今以上に区の現場で判断できるように変えていくことこそ「最適化」と言えると思います。