核テロを阻止するためソンファ(キム・ソヨン)と接触しようとして、ヒョンジュン(イ・ビョンホン)に拉致されたチョリョン(キム・スンウ)。そのチョリョンを謎の組織・アイリスの一員だと疑っていたヒョンジュンは、核爆弾のありかを聞き出そうとする。だが、チョリョンはアイリスのことや核爆弾のありかを知らない。そして、チョリョンは核テロを阻止するためにヒョンジュンと協力することを決意する。チョリョン自らはクーデター阻止に動き、核爆弾探しをソンファらに託すことにした。
一方、秘密裏にテロ犯を追うパク室長(ユン・ジェムン)が、ペク・サン(キム・ヨンチョル)とサウ(チョン・ジュノ)に反逆罪で逮捕されてしまう。テロ工作班のアジト近くまで行ったスンヒ(キム・テヒ)もまたサウに取り押さえられる。だが、連行中に逃亡したスンヒは、ついに…。そして、ついにヒョンジュンとサウが再会を!!
大統領の動きに異変を感じた広報企画官ホン・スジンは、この様子をペク・サンに伝える。ペク・サンはこの話を上(ヨン・ギウン)にあげた。配下は下調べでソウルの街中に繰り出している。核攻撃は予定通り行うとの答えが返ってきた。
パク・サンヒョンと組んでスンヒも再び動き出す。ヒョンジュンに会って、いろいろと質さねばならないことがあるからだ。
自分がテロリストらに捕まった場所探しからスンヒはヒョンジュンの足取りを追い始めた。
ドチョルには忠実に従いながらも、ソンファに親しみを感じている要員の一人が彼女にチョリョンから連絡が入ったことを教える。ソンファはチョリョンに連絡を取り、会う約束をする。
約束の場所に出向いたチョリョンは何者かに捕らえられる。手を回したのは意外なことにヒョンジュンだった。
(第13話ラストより)
チョリョンを「アイリス」の一員と疑っているヒョンジュンは、ソンファに接触してきたのを利用し、大統領秘書室室長の力を借りてチョリョンを拉致する。
ヒョンジュンは銃を手にチョリョンを白状させようとするが、知ったのは「アイリス」の上層部から厄介者扱いを受け始めた彼の姿だった。大統領秘書室室長、ソンファとチョリョンと話し合いを持つが、チョリョンもまた「アイリス」の陰謀を憂いていることが明らかになる。
チョリョンは、カン・ドチョルが核を使う作戦前にお前とキム・ヒョンジュンを殺すつもりだ、とソンファに告げ、さらに続けた。
「いまこの時も濃縮ウランと起爆装置を結びつけ、爆破装置が完成しているかもしれない。それを探せる人間は、今となってはお前とキム・ヒョンジュンしかいない」
ペク・サンに疑いを持ち始めたパク室長の後押しを受け、テロ組織の足取りを追い始めたチェ・スンヒは、自分が彼らにラチされた場所にたどり着こうとしていた。しかし、NSS本部でスンヒに指示をだすパク室長は反逆罪で逮捕され、スンヒもまたサウのチームに拘束される。
ホテルに戻ってきたチョリョンは上司のヨン・ギウンに呼ばれる。ヨン・ギウンはチョリョンを連れて屋上に出る。そこでヨン・ギウンは今回の作戦が幾つかの大隊を巻き込んだ大掛かりなクーデターであることを告げる。
このことはすぐ、チョリョンを通じ大統領秘書室室長のもとに報告される。チョン室長はこのことを大統領に告げる。
今回の陰謀の概要が見えてきた大統領は、ペク・サンをNSSの局長に据えたことを後悔する。そういえば思い当たる節もある。彼はこの陰謀に結びつく言葉を幾つも口にしていたではないか。
キム・ヒョンジュンとソンファは核の爆破装置のありかを求めて動きを開始する。とりあえず隠れ家に戻ってきた二人だが、ひと足はやくチン・サウが乗り込んできていた。そこにはヒョンジュンらを始末するため、要員が何人か残されていた。
要員らを始末し、チン・サウにその場で再会したヒョンジュンは、銃を向けながら、チン・サウの裏切り行為をとがめる。チン・サウもまたそんなヒョンジュンに、俺の心がお前にわかるか、と反発しながら銃撃戦を展開する。
ヒョンジュンとソンファはカン・ドチョルらが隠れ家を移すにあたって自分たちを始末しようとしたことを知る。
二人は銃撃戦で生き残った要員を見つけ、医院に連れていくが男は口を割ることなく息絶える。しかし、男は車のキーをポケットに忍ばせていた。男の車に新しい隠れ家に結びつく何かがあると見たヒョンジュンらは、車からナビー等、データーとなりそうな物を集める。
スンヒもまたチン・サウの配下の手でNSS本部へ移送される途中、逃げ出すことに成功する。
大統領の動きに警戒を強めるペク・サンは、広報企画官ホン・スジンから
「チョン室長が意図的に自分を避けている」との報告を受けると、「我々はすでに政権交代に向けて動き出している。青瓦台は何があっても我々の手で押さえねばならない。大統領を殺すことも胸の内に入れておけ」ともしかの場合の指示を出す(後でこの言葉が効いてくる場面展開となる)。
チン・サウはスンヒが本部へ移送中に脱走したことをパク室長に報告し、彼女の居所に思い当たることがあれば教えてほしい、と頼む。故郷の先輩
であるパク室長は、そんな彼の裏切り行為を詰る。チン・サウは知るのを諦めて部屋を出て行く。
ヒョンジュンとスンヒは別方面から核の爆破物のありかに近づこうとしていた。スンヒの行動に協力するヤン・ミジョンらを使って、チン・サウの配下は放射能漏れを起こした場所の情報をスンヒのもとに送る。出した情報をもとにチン・サウはスンヒの再度の確保に動き出す。
一方、ペク・サンの影響力もNSS内部で次第に衰えを見せていく。ペク・サンに対する疑念は大統領とチョン室長のもとで核爆破物探索の事情で伏せて置かれたが、ついに大統領警護に携わる他の者たちの耳にも入ることとなった。
ヒョンジュンとソンファ、そしてスンヒはついに濃縮ウランと起爆装置を結合した場所にたどり着く。しかしテロ一味はまたもここを去った後のようだ。
ヒョンジュンらに少し遅れてその部屋に現れたのはスンヒだった。三人は一瞬向け合った銃をおろす。
☆とっくに目を通したことでしょうが、キム・テヒのインタビュー記事です。
―本日はどうぞ宜しくお願いします。まず本作『IRIS -アイリス-』にご出演なさろうとした決め手は何でしたか?
『IRIS -アイリス-』は結構以前から準備されていて、事前に5話までの台本を読んで「面白い」という印象を受けました。
スパイ作品で、私としては普段あまり関心がなかった独特な作品にも関わらず、ストーリーの展開が早くて、緊迫感があって面白かったです。
以前出演した『ラブストーリー・イン・ハーバード』のチェ・ワンギュさんが書いた作品なので信頼できて、キム・ギュテ監督、ヤン・ユンホ監督はとても実力がある監督なので、是非参加したいと思いました。
―なるほど。今回、キム・テヒさんが演じられるチェ・スンヒという役はどんな役どころなのでしょうか。
私が演じるチェ・スンヒはNSSの要員で、特殊訓練を受けているので、武器を扱うときも戦闘がはじまったときも、充分に緊迫した状況でも対処する能力を持っています。
そしてプロファイラーとして、テロや事件を分析し、犯人を探し出す、身体よりは頭を使う役です。
(スンヒは)正直で積極的な女性です。NSS要員として仕事の時は強くて冷静な人ですが、愛する人の前では女性らしく、恋人を忘れず最後まで探し続ける一途な面もある、とても魅力的な女性です。
―このドラマはアクションシーンが多いドラマですが、お薦めのアクションシーンはありますか?
私は日本の電車の中で、ソンファとの激しい格闘シーンがあります。そのシーンも必見ですが、それ以上に見て欲しいのが、ハンガリーの王宮でヒョンジュンが北の要員たちと対決しながら迷路のように入り組んだ王宮を抜け出すというすてきなシーンです。
―なるほど。そして一方、恋愛パートも色濃く描かれていますね。
はい。スパイにとって恋愛はご法度なのですが、ヒョンジュンに惹かれ、彼の積極的な態度に引き寄せられて、いつしか恋に落ちてしまいます。
苦労して手に入れた恋だからこそ大切にして、愛している人の前では、ただ一人の女性として、優しい姿を見せる、そんな女性です。
―そして…。三角関係になっていきますよね。
そうですね。チョン・ジュノさん演じるサウは、スンヒを密かに想っています。
でもサウはヒョンジュンとも親友ですし、私とは職場の同僚という関係なので、最初はサウの感情に気付きません。(スンヒは)ヒョンジュンしか見えていないので(笑)。
その後、ヒョンジュンは死んだと思い、サウの気持ちを知り、三角関係が複雑になるんです。
―今回、秋田でのロケもありましたが、日本での撮影は如何ですか? 過去に日本でのドラマ撮影というのは経験されているのでしょうか。
日本でのドラマ撮影は初めてですね。この作品では、初めて日本語の台詞もあってちょっと心配です。
また、日本での放送も予定されているので、日本の皆さんがどういう風に見てくださるかも気になりますね。
日本は好きですね。韓国から近いので家族とよく遊びに来ました。友達とはよく旅行に来ていました。撮影で再び来られて嬉しいです。映像の中の日本の景色はきれいだと思うので、期待しています。
―このドラマの見どころは、どんなところでしょうか。
二転三転する興味津々なストーリー、華麗なアクション、日本をはじめ他の国でのロケを行うなど、スケールが大きいところも見どころだと思います。
またヒョンジュンとスンヒのラブロマンスも可愛らしく、切ないラブストーリーも期待できると思います。
―どうも有難うございます。それでは最後に、ファンへメッセージをお願いします。
こんにちは。キム・テヒです。日本の皆さんには私はまだ馴染みがないと思いますが、久しぶりのドラマ出演になりました。日本の皆さんにドラマでお会いできて嬉しいです。
たくさんの応援よろしくお願いします。ありがとうございます。
放映されたら、応援してください。皆さんの健康と幸せをお祈りします。
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