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「How You Like That」MVを視聴して
★26日午後6時、全世界同時発売された「BLACKPINK」の「How You Like That」は、韓国国内はもちろんアメリカを含めた60カ国のiTunesチャートに衝撃を与えた。ミュージックビデオは半日で5700万回再生を突破し、YouTube歴代級新記録が期待される。
「How You Like That」MVは仕事の休憩中にユーチューブで数回視聴した。すでにこの時、再生回数が7000万ぐらいに達していて驚かされた。再生回数は少ない人数で頑張ってクリックしても数字は上がらないようになってるという。それでこの再生回数は凄い。
翌日の今、午後2時。ユーチューブに出向いて確認すると再生回数はすでに1億1千5百万に達している。彼女たちのワールド人気は間違いなく本物である。
「How You Like That」MV視聴の何度目かに、少女時代の4枚目の正規アルバムのタイトル曲「I Got a Boy」を思い出した。2,013年に発表された曲である。
ひと昔前の曲だが、昨今の人気ガールズが意欲的な新曲を発表する度、この曲を思い出すことも多い。
K-POPガールズでいち早く世界を目指したのは少女時代だった。「I Got a Boy」は可愛い娘たちからガールクラッシュに向かうワールドスターへの夢のこめられた音楽だったのだ。
アジアで大々的な成功を収めた彼女たちは本格的に世界へ出ていく機会を窺っていた。その時は意外と早くやってきた。最初の売り込み基地ともいえる日本でK-POPの低迷が始まったからである。
世界の音楽やリズムをダンスに取り込み、欧米に向けてアジア発のガールズグループとしてオリジナルソングを発信する。
この日に備えての消極的な意味でなく、もともとの構想が予定より早く送りだされてきたのがタイトル曲「I Got a Boy」だったように思う。K-POPの低迷が暗い影を落としたのは確かだったろうけど…。
少女時代の歌とダンスは現在活躍中のガールズに放り込んでも遜色ないほどのスキルを誇っていた。歌の方もテヨンを中心に言わずもがなのレベルだった。
その彼女たちも「I Got a Boy」のステージには苦慮したらしい。それまでの可愛さ路線をガールクラッシュに切り替えちゃったんだから当然だ。後述談で練習がきつかったとか、身体のどこそかを痛めたとか、いろいろ出て来てた、と思ったが、その苦労に見合うほど世界のK-POPファンは衝撃を受けた。たった数分のステージに未来のK-POPガールズの姿を見たのではあるまいか…。
確かひと月間の再生回数はBLACKPINKの新曲のそれを思わせるような勢いを見せたのだ。
あの時の「I Got a Boy」のステージは、今回の「How You Like That」と重なってくるところがある。
「I Got a Boy」は世界中の音楽やリズムを集めてダンス音楽化した斬新なステージだった。賛否両論で沸き返ったものだった。
「How You Like That」でそれはないだろうが、「I Got a Boy」で実験されたものが融合して一つのステージとなって出て来てる気がする。
欧米的でありながらアジア的でもある。その他の地域の混じって好感度を覚えやすいステージに昇華されてる気がする。世界のファンはジェニー、リサ、ロゼ、ジスを身近に感じながらこのステージを楽しんでいるのではないだろうか…。
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