BlackPinkジス、年内カムバに思うこと
BlackPink Jisoo's thoughts on comeback this year
BlackPink「ジス」がソロカムバックを準備中です。
韓国メディアによると、ジスは年内のカムバックを目標に、準備に取り組んでいる。今月には、MV撮影も予定されているそう。
カムバックは、ソロデビュー曲「花(Flower)」(2023年3月)以来です。
「BlackPink」のメンバー達は今年、グループ活動を休止。個人活動に専念しています。
「リサ」は6月「ロックスター」に続いて、8月「ロザリア」とコラボした「New Woman」、10月には「Moonlit Floor」をリリース。
「ジェニ」, 「ロゼ」は10月に、相次いで新曲をリリース。「ジス」もそれに続く見通しです。
来年2025年には、「BlackPink」のグループ活動が再開される見込み。YGはカムバック活動をはじめ、ワールドツアーの開催を予告しています。
BlackPinkのグローバルな活躍とステージにおいて、ジスはビジュアルメンバーとして、グループの求心力の役目を果たしてきた。
デビュー当初はジェニ、リサ、ロゼらが、歌やダンス面で派手な活躍（パフォーマンス）を見せつけたせいで、ジスはいささか地味目の活躍に留まってしまった。
ジスのキャラが地味というより、ジェニ、リサ、ロゼらのキャラが派手で強烈だったせいもある。
もしもジスが求心力を果たすポジションでなく、ジェニ、リサ、ロゼらに負けない派手キャラだったなら、現在のBlackPinkはなかったかもしれない。
それは同時に誰が欠けてもダメだったろう、となりはする。
しかし、ジェニ、リサ、ロゼらは、互いに直でつながりづらいキャラに見える。
活動がオフ状態の時、デビュー時の頃に流行ったアイドルらのライブ配信では、ジェニ、リサ、ロゼらはいつも３人でワイワイ、ギャアギャアと賑やかにしていた。
ところがジスはそこにいなかった。
そばにいても３人と言葉を交わすことは少なかった。すぐに姿を消したりした。
ジスはいつでも３人の輪の中に入っていけた。
だが、英語が苦手だったため、それをやらなかったのだろうと思う。
それともうひとつ、３人は仲をよく見せなければいけなかった事情もあったかもしれない。
BlackPinkのステージでは、この３人が常に主導権を奪い合っているように見えないでもなかった。
それぞれが主導権を奪おうとしていたというより、彼女らのステージはそういう荒々しさが魅力ポイントになっていた。
そのため、ブリンクの中でロゼ推しがジェニを嫌ったり、ジェニ推しがリサを嫌ったり、リサ推しがロゼを嫌ったり、ジェニを嫌ったりしたかもしれない。
だが、ジス推しが他メンバーを嫌うことはあまりなかったんじゃないか、と勝手に推測している。
ジスの行うセンター歌唱の時間は他メンバーに比していつも少なかったし…。
ジス推しが他メンバーのパフォーマンスを嫌う例は少なかったと思っている。
しかも、ジスには大事な別の役割も担っていた。
４人目もジェニらに似た強烈個性のメンバーだったなら、ここまでの成功はなかったかもしれない。
ジスは独自のキャラ（個性）を持つ３人との回路をしっかり保ってくれた。
BlackPinkがグループとして壊れることなくグローバルなステータスまでたどり着けたのは、それぞれのメンバーにつながる回路をジスが地味目なポジションで守って来た。
３人のキャラの中継地の役割をしっかり果たし続けたからである。
そういう意味もあって、ジスの遅いソロデビューに関しては心配もあった。
ソロで活動する時、このへんは弱みになるのではないか、と。
しかし心配をよそに、ジスのソロデビュー曲「花(Flower)」はクリーンヒットとなった。
韓国内では長い期間、チャートを賑わし続けた。
ジスは特別歌が上手なわけではない。アイドルらしい歌声を持っているわけでもない。
歌よりは女優向きのようだが、大女優になるイメージはない。
あえて言えば”BlackPink”の看板を背負い、どこにでも顔をだすマルチタレントというのが彼女に一番ふさわしいポジションかもしれない。
今回のカムバックも、ジスに限ってはまたまた心配を覚えているわけである。
ジェニがクリーンヒット、ロゼも大ヒット、リサも出せば必ずクリーンヒットするだろう。
ジスもソロでカムバックしたら世界を相手に売れなければ示しがつかない。カッコがつかない。
だから一ファンとして、今回のカムバックも今から心配になってしまうわけである。
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