テヨン(少女時代)の歌声(2)2010年11月
(Taeyeon (Girls' Generation) Singing Voice (2) 2010)
少女時代テヨンのデュエット曲『星のように』、各種オンライン音楽チャート1位
師匠と弟子のデュエット曲、ザ・ワンと少女時代テヨンの『星のように』が、発表一日で18日全オンライン音楽チャート1位の記録を残した。『星のように』は18日に音源が提供された韓国内すべての音楽チャートのトップにランクした。17日公開された『星のように』は、発表当日から音楽ファンの大きな反応を得て、計4チャートのトップを記録して音楽チャート席巻を予告した。
このような音楽チャート席巻は、師匠と弟子の出会い、ヒット作曲家チョ・ヨンスの投入など、多様な話題がその背景だと解説されている。音楽チャート席巻はトップスターが並ぶ歌謡界で、1年に数回程度だけ起こる珍しい事例だ。最近ではホ・ガクが音楽チャート席巻を記録した。『星のように』音源制作会社チャニミュージックのカン・チャニ代表は「自信はあったが音楽チャート席巻を成すとは思わなかった」、「1位はもちろん数多くのブログと音楽サイトの良いレビューにも感謝を申し上げる」と話した。
一方ザ・ワンとテヨンのデュエット曲『星のように』は、18日午前「ポストソ・ジソプ」ユ・スンホと、「ポストソン・イェジン」パク・ウンビンが出演したミュージックビデオフルバージョンを公開して、人気行進の手綱を引いた。
(K・POPニュースより)
『星のように』はいい歌だ。情感のこもったしっとりした歌ながら、軽薄や通俗に流れない。質も品もきちんと保っていて耳に心地よい(歌詞の内容がわからないのがじつに残念だ)。
少女時代の歌に飽きが来ないのは、その芯の部分を彼女がしっかり支えているからではあるまいか。
歌は上手いがソロとしてやっていくには少し線が細いかと思っていた。だが、考えが変わった。グループではグループの、デュエットではデュエットの歌をうたえるのが彼女なのだ。ソロでも彼女はテレビ主題歌で大ヒットを飛ばしている。あれを一本聴いた時は彼女の歌の力というより、「少女時代」の一員だといったステータスやドラマの話題性に引っ張られたものとの感想を持った。テレビ番組でキムヨナと一緒に出て歌っているのを聴いた時、キムヨナの歌も上手く感じた。歌うのがやさしい歌なのだなと思った。しかし逆にいうと、やさしい歌を素朴に歌ってヒットさせたテヨンの歌心には底知れないものがあるようだ。
この歌など聴くとそれがよくわかる。彼女は歌の心を知っているのだ。日本の歌手で言えば宇多田ヒカルに近いだろうか。ただ、曲や歌詞を自前でこなしてうたう宇多田ヒカルはすべて自分のコードでそれを処理していく。自前の歌を持たぬ彼女はそこのところで異なっている。客観性としてそこにある曲や歌詩への感情移入から彼女はスタートするほかないからだ。これをグループ、デュエット、シングルソングとして彼女は歌い分けてきた。彼女にとってそれは恵まれていたかもしれない。天分豊かな彼女の資質がそこで磨かれていく幸運に浴したと言えるからだ。
こうまでいい歌を聴かされると彼女が「少女時代」から抜けるのが心配になってくる。
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