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カタリナ・ヴィット「キム・ヨナ、水が流れるように自然な演技」
歴代2番目にオリンピック(五輪)フィギュアスケート2連覇を達成したカタリナ・ヴィットが20日(日本時間)、ドイツ報道機関のインタビューで、キム・ヨナのショートプログラム(SP)「悲しみのクラウン」に対し「非常に美しいプログラムだった」と絶賛した。ヴィットは「ジャンプが完ぺきだった」とし、キム・ヨナの“教科書ジャンプ”を高く評価した。
ヴィットは1984年サラエボ、1988年カルガリー五輪で金メダルを獲得、その後30年近く五輪連覇は出ていないが、キム・ヨナがSPで今季最高点の74.92点を受けてトップに立ち、その可能性が高まった。
(ソチ五輪、フィギュアスケートニュース)
ソチ五輪はクライマックスに近づき、20日未明に女子シングルショートプログラム(SP)の演技が行われ、キム・ヨナが今季最高点の74.92点を受けてトップに立った。
2位にロシアのソトニコワ、3位にイタリアのカロリーナ・コストナーが僅差で続いている。
世界のメディアはこぞってキムヨナのSP演技を褒め称えている。
AP通信★→キム・ヨナの公演は非常に美しかった」
ロイター★→チャンピオンのキム・ヨナが五輪2連覇の準備を終えた。
米ヤフースポーツ★→キム・ヨナが完ぺきな演技を見せ、五輪の王冠防衛を始めた。韓国から来た優れた実力のチャンピオンは今日、五輪史上最も偉大な演技を行った。
米国NBC解説者★→なぜ彼女を女王と呼ぶのか分かる。キム・ヨナの演技は今日のスペシャル舞台だった。キム・ヨナに負傷など練習不足があったというのは信じられない。柔らかさの極限状態だ。完ぺきだ。
メディアだけじゃない。オリンピックや世界選手権などで数々の業績を残したカタリナ・ヴィットもキムヨナの演技を絶賛した。
「他の選手とは比較できない優れたプログラムだった。あたかも水が流れるように自然だった」
ヴィットはバンクーバーオリンピックでキムヨナの優勝を予想し、また2018冬季五輪招致戦において誘致を張り合った経緯もある。
先の全日本選手権を最後に競技生活から別れを告げた安藤美姫もツイッターでキムヨナの演技を褒めたたえた。
「曲との一体感、技術も本当に全てが素晴らしかった!!!かっこいいの一言!!!怪我を乗り越えてこの場に来てこの演技。本当に凄いと思う。感動しました。キム・ヨナは本当に素晴らしく、涙が出そうだった。彼女はすごいスケーター」
勤務の関係で僕はふだん夜の11時には寝床に就く。しかし、昨夜は眠い目をこすり、選手たちの熱い演技をテレビで見入った。さすがに2時半頃だったか、キムヨナの演技を見終わった途端、バタンキューで寝入ってしまった。
目覚ましの力を借りて3時間後には起きて仕事にも行って帰ってきた。
朝、車で職場に向かいながら、僕はキムヨナの欝な表情と韓国選手権の時より元気のない演技が気になっていた。74.92点のスコアは悪くない。素人だからスコアの出方はともかくとして、演技には物足りないものを感じていた。
だいたい演技に入る前の表情がじつに暗かった。バンクーバーの時、演技を終えて浅田真央に微笑みを投げかけてリンクに飛び出していった彼女とはまるで違っていた。嫌な予感を覚えていたら、NHKのアナウンサーも彼女のそんな表情に気づいて八木沼さんと一言二言やりとりしていたほどだ。
ただ、嫌な予感は当たらなかった。リンクに立ったキムヨナはミスのない完璧な演技を行って74.92のスコアを叩きだした。
しかしすぐ、僕は韓国選手権の時の方がよかったなと思ったのだ。
彼女が昨年痛めた右足はどうなのであろうか? ほんとに完治しているのだろうか? まさか痛みが再発しだしているのではあるまいな? 彼女の控えめなコメントも気になるところだが・・・。
世界のメディアから絶賛の嵐を受ける彼女だが、僕は明日未明のフリー演技が心配でならない。
たぶん杞憂なのであろう。だがもしもそうなら・・・今日一日だけでいいから、どうか持ちこたえてくれ。彼女の右足に祈る思いである。
あと数時間で、彼女が二連覇に向かう試練のフリー演技が始まる。
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キム・ヨナ、フリー順序は最後…「あ!」ため息の理由
2014ソチ冬季オリンピックのフィギュアスケート女子シングルショートプログラムで完ぺきな演技をして1位になったキム・ヨナ(24)が、フリースプログラムの組み合わせ抽選で24番目を選んで最後に演技をすることになった。
キム・ヨナはこの日、抽選をした直後に「あ!」と軽いため息をもらした。キム・ヨナは「ウォーミングアップ後からの待ち時間が長く、最後の選手として出場するという負担が大きくて、選んだのが残念だった」として「だが経験が多いので競技に大きな影響は与えないだろう」と話した。
ショートプログラムで2位に上がったロシアのアデリナ・ソトニコワ(18)は21番目を選び、4組の3番目に出る。3位のカロリーナ・コストナー(27、イタリア)は20番目で4組2番目に出場する。
5位に終わったユリア・リプニツカヤ(16、ロシア)はフリープログラムでは19番目、4組で最初だ。16位に終わった浅田真央(24)は12番目を選び、2組の最後に演技をすることになった。
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