雨の記号(rain symbol)

ジェニーの活躍とBLACKPINKとTWICE

BLACKPINK

2018-11-18 06:21:57

ジェニーの活躍とBLACKPINKとTWICE
Jennie's success, BLACKPINK and TWICE

　米ニューヨークタイムズ、BLACKPINKジェニー『SOLO』注目「歌からパフォーマンスまで多才多能」

　BLACKPINKのジェニーの『SOLO』が、アメリカ現地でも高い関心を集めている。

　アメリカ・ニューヨークタイムズは16日(現地時間)「ジェニーが、ファーストシングル『SOLO』を通じて多才多能な姿を伝えた」とし、「ジェニーは韓国語で歌って、英語でラップをしながら強烈なパフォーマンスを披露した」と、明らかにした。

　ニューヨークタイムズはポップスターマライア・キャリーなど12曲の新曲を紹介してジェニーの『SOLO』も含んだ。ジェニーはソロアーティストとして始めて第一歩を踏み出すや否や世界的なアーティストたちと肩を並べた。
　ジェニーの初めてのデジタルシングル『SOLO』は、アメリカの音楽配信サイトでも注目を集めている。『SOLO』はSpotify Musicの主な新曲プレイリストである“New Music Friday”とApple MUSICの“Best Of the Week”のプレイリストにあがった。
　この他にも『SOLO』はアマゾンミュージックの新曲プレイリストである“Brand New Music”にあがったのに続き、女性ミュージシャンのプレイリストである“Girl Squad”にはジェニーの写真が代表イメージに掲載されてジェニーの影響力を感じさせた。

　英国メトロは先立って「ジェニーの『SOLO』が、韓国女性ソロアーティストでは初めてアメリカのiTunesチャートトップ10に進入した」と、ジェニーの活躍を扱った。
　BLACKPINKは最近、アメリカ最大のレコード会社ユニバーサルミュージックグループのレーベルインタースコープと手を握って本格的なアメリカ進出を知らせた。ジェニーの『SOLO』を始め、今後のBLACKPINKの活躍も注目される。
（K-POPニュースより）

　
　ジェニーの活躍がワールドワイドですさまじい。

　BTSに続き次にアメリカに進出するK-POPグループはBLACKPINKなのが濃厚となってきた。
　ジェニーの『SOLO』に対するアメリカの関心や反響の高さがそれを裏付けている。ビルボードだけでなく、ニューヨークタイムズや英国メトロなど、他メディアが積極的に記事として取り上げるのがそれで、BTSも様々のメディアで取り上げられて世界中に活躍ぶりが伝わる原動力となった。　
　活躍は急に起こったのではない。多くのメディアに知られだして浸透度は増し、背を押す風も強まってくれたのだ。つまり、動きが起こっていた者たちには背を押す風も発生するのである。

　10人や50人のファンの声は1名のアンチによって引っ掻き回されてしまう。しかしメディアはそうはいかない。いっせいに降り注ぐからアンチの力も及ばない。嘘はすぐ暴かれて効力を失う。
　アメリカでBTSがその壁を破り、今またBLACKPINKもその機が熟して来たようだ。現地の音楽事務所と手を握るのは両者が互いに利を得られると踏んだからだ。
　ただ、利を得られなくなれば関係の清算も当然のこと。
　ジェニーやBLACKPINKにすれば、その地でスタート台を得られることこそが魚にとっての水になる。思い切り自分たちの力を試して泳ぎ回れるならどんな結果が待っていようと後悔はないだろう。

　今回のジェニーの活躍は、「アメリカ市場はグループ音楽でないと通じない」の思い込みを払拭した点で大いに評価できる。
　
　ジェニーが活動を終えた後、ソロデビューしてくると見られるロゼにとっても心強いアメリカ市場の変化である。

　BLACKPINKがアメリカに進出するならK-POP女王を自負するTWICEも日韓中心の活動に留まっているのはもったいない。ぜひにBLACKPINK
と並んでアメリカ攻略に乗り出し、女王のプライドを示してもらいたい。
　あの少女時代も、「K-POPって何だ？」の冷ややかな視線しかなかったアメリカに出向いて公演を行った。テレビにも出演し、BTSが受けたような手放しの賛美ではなく、社交辞令でしかないクールな”お褒め”の感想もいただいて帰ってきた。本人たちに”手ごたえ”は弱かったかもしれないが、アメリカ市場へチャレンジの”刻印”とはなった。後進にアメリカとの距離を近づける役割は果たしてくれたのだ。　
　BLACKPINKとTWICEに今度はその道幅を広げてもらいたいものである。