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藤井聡太棋聖 VS 佐々木大地七段
「棋聖戦 五番勝負」第三局から
今期の藤井七冠は全八冠制覇に向け、王座戦の最終ラウンドと、七冠保持の過酷な戦いに追われている。
王座戦は負ければそこで終わりの息の抜けない戦いだし、
七冠保持のタイトル戦も、その棋戦で最高の調子を維持し続けた棋士を相手のハードな戦いとなっている。
最近は藤井七冠の戦いを最近はYouTubeの棋譜動画で楽しむにとどまって来ていた。
しかし今日は対局の様子をabemaTVを覗いて驚き、そのまま最後まで対局を視聴することになった。
藤井七冠の将棋はほんとに面白い。
今日の藤井玉は何ゆえか己が単騎で戦いの最前線に出ていく将棋になっている。
歩兵一騎に守られた前線の向こうは飛車を中心に敵の主要舞台が陣を敷いている。
将棋ソフトに棒玉戦法というのがあるけど、実戦のそれもタイトル戦でそんな将棋が発露している。
目が離せなくなって最後まで見てしまった。
腰を据えて視聴していたら、歩兵一騎に守られた藤井玉は最初に思った以上に安定していた。
剣の達人は敵の太刀をギリギリの間合いで躱す。剣道もフェンシングもそれが出来てチャンピオンとなるわけだが、剣道もフェンシングも戦いがあまりにスピーディなため、その一瞬を肉眼で確認することは難しい。
しかし、将棋ではそれを実感することが出来る。藤井七冠の戦いがまさにそれだった。
金を送っても銀を送ってもそこではほころびが出る。戦いの駒として、玉は金と銀を足した役割を果たす。金と銀を送りこむ手数では間に合わない。
相手は角を手駒にしている。金は下段にいる方が守りは強い。臨機応変の動きのできる玉で最前線のスポットを一時的に守り、気が付くと玉は足早に5八地点に戻っている。
藤井玉が戦いの最前線まで模様見で出たこの将棋は、大きな合戦が始まらないまま、藤井七冠が巧みに小競り合いを制してこの将棋をものにした。
縁台将棋ではまず現れることのない将棋だと思った。
藤井将棋は谷川九段(永世名人)の将棋に近い、と言ったのは羽生九段だったかな…?
自分は羽生九段(永世名人)にも似ている気がしていた。
今日の将棋を見て受け将棋の大山永世名人にも似て来ているのでは(?)と思った。
先ごろの羽生九段戦と今回の将棋はそんな勝ち方となった。
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