雨の記号(rain symbol)

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦ロシア杯から(女子SP)



ゴールドが女子SP首位、村上は6位と出遅れる ロシア杯

12-13フィギュアスケートGPシリーズ第4戦ロシア杯(ISU Grand Prix of Figure Skating Cup of Russia 2012)は9日、モスクワ(Moscow)のメガスポルト(Megasport)で行われ、女子シングルはショートプログラム(SP)では米国のグレイシー・ゴールド(Gracie Gold)が62.16点で首位に立った。

 2位には61.55点でフィンランドのキーラ・コルピ(Kiira Korpi)、3位には60.18点で米国のアグネス・ザワツキー(Agnes Zawadzki)がつけた。

 日本の村上佳菜子(Kanako Murakami)は56.78点で6位につけている。
(フィギュアスケートニュースより)

 今季GPシリーズはロシア勢が意外と不振である。
 ソトニコワは昨年の好調が嘘のようである。ジャンプがぴりっとしないせいで、スケールの大きな演技も荒削りな印象が目立ってしまう。細かく突き詰めねばならない部分をまだ幾つも抱えている印象。
 全体として演技の姿や切れに比べ、ロシア勢二人にはリズムのよさがもうひとつ感じられない。ジャンプのミスともつながっているのではないか。
 レオノワはまっとうな演技を行いだしてから底が見え始め、魅力も半減した。
 アメリカ勢の上位二人には逆にリズムのよさが感じられる。ただ、演技にうまさや切れはあるが、演技の姿(美しさ)に物足りないものを感じる。若い二人には今後の課題であろう。
 演技の姿勢や切れ、リズムで一番バランスが取れているのは村上佳菜子だ。彼女はその両方を消化しつつあるので演技が美しい。むろん切れもある。ジャンプミスがたたってスコアは伸びなかったが、佳菜子ワールドに片足はかかりだしている気がする。ジャンプの失敗も構築する世界の深さや広さゆえに起きている。それは前向きのもので仕方がないだろう。
 キーラ・コルピは美しい容貌を持つので演技に華やかさがある。ジャンプミスをせず身体のやわらかな演技ができれば鬼に金棒だが、フィギュアスケートをやる女性選手としては残念ながら身体が固い。この容貌でビールマンスピンができたら三十年に一度の名選手となったことだろう、と彼女の演技を見るたび、ついため息が出てしまう。


 ★フリーの演技で彼女はグレイシー・ゴールドを逆転して優勝した。金メダルを取って彼女の美貌は一段と輝いたことだろう。
 



Ladies (女子SP)

FPl. Name Nation Points SP FS
1 Kiira KORPI(キーラ・コルピ) FIN
177.19 2 1
2 Gracie GOLD(グレイシー・ゴールド) USA
175.03 1 2
3 Agnes ZAWADZKI (アグネス・ザワツキー) USA
166.61 3 4
4 Kanako MURAKAMI (村上佳菜子) JPN
166.34 6 3
5 Adelina SOTNIKOVA (アデリナ・ソトニコワ) RUS
157.98 5 7
6 Alena LEONOVA(アリーナ・レオノワ) RUS
157.27 4 8
7 Polina KOROBEYNIKOVA RUS
153.32 8 6
8 Viktoria HELGESSON SWE
151.48 7 9
9 Valentina MARCHEI ITA
148.67 9 5
10 Caroline ZHANG USA
138.21 10 10
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