<script type="text/javascript">
function googleTranslateElementInit() {
new google.translate.TranslateElement({pageLanguage: 'ja', layout: google.translate.TranslateElement.InlineLayout.HORIZONTAL, gaTrack: true, gaId: 'UA-78908602-1'}, 'google_translate_element');
}
</script><script type="text/javascript" src="//translate.google.com/translate_a/element.js?cb=googleTranslateElementInit"></script>

パク・ヒョンジュン(イ・テソン)
ドクヒは自分の産んだ次男ヒョンジュンをパク家スンサンの跡取りにしようと執念を燃やしている。他の女に産ませた長男のヒョンスや三男のヒョンテを嫌い、スンサンの経営する宝石会社にはヒョンスもヒョンテもいっさい関らせないように裏で動いていた。
スンサンは社長の職務に没頭し、家のことはほとんどドクヒに任せきりできた。そのため、ヒョンスやヒョンテが自分の会社に関心を向けないのは、当人らにその意欲がないからと見ていた。
しかしそれはドクヒが二人に子供の頃から恫喝しあるいは笑顔を見せて手なずけてきたことだった。
ヒョンスは家に追い出されないようにするため、ドクヒに対し従順に振舞ってきた。ヒョンテもわざと馬鹿な振りを装って小遣いをせしめ、放蕩を繰り返してきた。
それがパク家を取り仕切るドクヒの横暴から逃れる処世術となった。
スンサンが二人にさほど落胆を覚えなかったのは、ヒョンジュンがやる気のない二人分の労力は無用と感じるほど、宝石会社に情熱を注いできていたからだ。
「まだ若いのになかなかのものだ。君が羨ましいよ」
ヒョンジュンの身に着けた宝石会社経営のノウハウは、業界の知友らも口々に誉めそやすほどになっている。いつ社長のポストを退いても代わりは務まる。ヒョンジュンを見る時、スンサンは目を細めた。
これからの事業展開はヒョンジュンに任せておきさえすれば心配いらない、と。
ヒョンジュンがスンサンの業務のほとんどを代行できるようになったのは、父の後を受け継ぎたいからなのは確かだった。だが、母ドクヒのように社長のポストにはこだわっていなかった。最前線の業務を仕切るのは自分に向いてるかもしれないが、会社の経営や管理は自分には不向きではないか、と…。ビジネスライクな気性は物事の達成には有効かもしれないが、細かな人間関係を切り盛りしていくのは不向きではないか、と…。
ヒョンジュンは兄ヒョンスの姿にいつしか優しさのこもった兄弟愛を観察するようになっていた。ヒョンテに対し弟愛が芽生えてきたのも兄ヒョンスと心が打ち解けていく中だった。
しかし、母ドクヒと妻ミン・ソンウンが共同戦線を張り、ヒョンスやチョン・モンヒを排撃しようとしてるのを見るにつけ、ヒョンジュンのほんとの気持ちはどんどん奥へ引っ込んで行ったわけだった。
<script>
(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
})(window,document,'script','https://www.google-analytics.com/analytics.js','ga');
ga('create', 'UA-78908602-1', 'auto');
ga('send', 'pageview');
ga('create', 'UA-XXXX-X');
ga('require', 'linkid');
ga('send', 'pageview');
</script>