雨の記号(rain symbol)

BoAの「NEGA DOLA」から







 BoAの「NEGA DOLA」から
From BoA's "NEGA DOLA"






 専門筋から出てくる誉め言葉には大なり小なり宣伝(お金)の力が働いている。
 これらをよく引用(活用)させてもらったりしているが、額面どおり受け止めているわけではない。


 BoAの「NEGA DOLA」のステージを鑑賞した。

 ずっと前にBoAのダンスステージを見てガールズグループを結成してやったらどうだろうか、と思った。

 ブログにも書いたが、今回のカムバックステージを見てその思いを強くした。

 ダンスを強化したステージを見せるならガールズグループでやるべきだ、と。

 ガールズグループ「Weki Meki」のユジョンなどはBoAと重なるもの(魅力)を感じる。

 BoAと同様、小柄なユジュンはシャープなダンスとラップで機敏なパフォーマンスを見せて独特の存在感を見せる。

 バックダンサーを従えて激しいダンスステージをを見せるBoAは時たま華が消えてしまう。

 存在感はあるのだが、スキルの高い激しいダンスも内容を濃くして感じられない。

 率直にいうと、小柄過ぎてバックを従える重量感に欠ける印象を受けるのだ。
 一流のステージでは、バックダンサーの力量だけでメインダンサーを一流に見せることはできない。メインダンサーも一流でないと一流のステージは見せられない。

 メインのポジションはそれほどに厳しいものがある。
 
 アップ画面で追い続ければその心配はなくなるが、グループステージはグループパフォーマンスでないと魅力は落ちる。

 率直にいうと現在のBoAは売れそうな雰囲気を感じない。
 少女時代のテヨンと同じものをBoAには感じない。

 ただ、数人単位で構成されたステージでユジョンのようなパワーとスキルをアピールできれば、BoAもまだまだ捨てたものではない。
 第一線で十分やって行けると思った。

 バックダンサーをたくさんつけたのは華やかさの演出だろうが、BoAひとりによるダンスステージの方がはるかによいと思えた。

 さらに言えば、日本にやってきてひとりダンス(達者だった)で歌っていた頃のBoAがはるかによかった。

 あの頃のポップソングアイドルのイメージを捨てて、本格ヒップホップの音楽に進んできたBoAをどうとらえたらいいのか…?

 この頃増えた手足の長い歌手たちに負けないためには、小柄を活かしたスピーディなダンスや演出が必要となって来そうなのである。

 一流を保つにはそこを何とかしなければならない。
 記事で褒められるのとファンが動くのはぜんぜん別のことなのだ。

 昔活躍した歌手が再起するのは、それだけ大変、という話である。
 
 スキルの高さが求められる今にあって、ファンの反応はどうなのか…公式MVの視聴回数がどんな推移を見せていくのかに注目したい。

 そこから明快な答えは出て来ることだろう。
 


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