雨の記号(rain symbol)

将棋NHK杯(久保VS藤井)から



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 毎週日曜朝、NHKのこの番組は欠かさず見ている。
 21日はさばきの名手久保九段に藤井システムの創始者藤井九段といった注目の対決に加え、解説は羽生名人と将棋ファンにとってはこの上ない観戦舞台となった。
 ゲスト解説は毎回違う顔ぶれだが清水市代女流六段のアシスタントぶりは将棋ファンの気持ちを汲んでくれていつも見事である。
 今日も羽生名人に対し、アマチュアの将棋ファンが嬉しくなるような質問をしっかり入れてくれていた。
 
 藤井九段の振り飛車に久保九段が居飛車で迎え撃つという珍しい戦いになった。藤井九段は角交換後、中飛車から急戦模様で仕掛けた。久保九段も強気の応手を見せ、超急戦の戦いもありうる展開となったが、藤井は自重して飛車を深く引いた。
 双方、交換した角を自陣に打ち合い、陣形を整備する中、金銀3枚の堅陣で王を守る久保九段に対し、金が一枚遠ざかって守りの薄い藤井九段は自ら活路を開く戦いを強いられた。
 そんな流れの中、藤井九段は角を敵陣に打ち込み馬を作るが、久保九段の巧みな防御に遭い銀との交換を迫られてしまう。馬を犠牲にしてと金を敵陣に作ったものの、久保九段が自陣から放った二枚並べ打ちの遠見角が敵玉の裾を睨んで強烈だった。
 羽生名人の指摘によると中盤の駆け引きとねじりあいの中、銀に馬交換を迫られるに至った流れが一気に終盤戦を誘発してしまった。このへんで
藤井九段に緩んだ手が出てしまったようだ。
 一手足りない流れとなって久保九段が勝利した後、羽生名人も加わって局後検討が行われた。馬と銀交換となった後は、どう転んでも藤井九段に勝ち目のない戦いとなってしまったようである。
 藤井九段は敵陣での主力駒である馬が動けなくなった46歩の一手をしきりに悔しがっていた。




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