映像再生時代の女王

キム・ヨナが２０歳になった後、最もしたかったことは
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キム・ヨナは２２日放送されたＳＢＳ「一夜のＴＶ芸能」に出演し「２０歳になったら最初にしたかったことは何か」と質問され「運転免許を取りたかった」と明らかにした。しかしキム・ヨナは「（運転免許を取る）機会も時間もなくいので運転免許はない」と付け加えた。

まだ運転兔許証はないがキム・ヨナは現代自動車で来月初めに発売する新型アバンテの１号試乗者に選定され２１日、試乗式を行った。

一方、キム・ヨナは２３日から２５日まで高陽市キンテックス特設リンクで開かれる「三星Anycallハウゼン２０１０オールザットスケートサマー」アイスショーに参加する予定だ。
(ニュース記事より）

　普通の活発な女の子が話しそうなことを口にし続けるキムヨナ選手。気取りがなくて、親しみやすくて、歌のうまい彼女はスケートがなくったって一級の庶民派エンターテイナーだ。
　その彼女が久しぶりに本業のフィギュアスケートで戻ってきた。やっぱり彼女は真打中の真打だ。時々、お邪魔するブログで彼女の演技に触れたのだが、嬉しさと興奮としあわせで涙が出そうになった。
　僕にはわかる。彼女、身体の切れが戻ってきている。抑え加減にしているところもあるが、随所の表現力はさらに磨きがかかっている感じだ。バンクーバー直前の頃、キムヨナ選手の演技に類似したミニヨナ選手たちの台頭を感じたが、彼女はさらに先を進んでカーブを曲がってまた見えなくなった感じだ。
　彼女は一級の庶民派エンターテイナーだ。彼女は微細な部分をふくめて自分の演技が見えている趣きがある。
　ここまで進化するには批評性と創造性が同時的に演技をリードできるようなパワーと技量が必要だと思うがどうだろう。それらの細かな部分までが機微の絵柄と魅惑が満載である。彼女の演技の全体をライブで感得するのはもはや不可能なのではあるまいか。
　キムヨナ選手は映像再生時代の女王といえるかもしれない。
　彼女の演技に酔いしれ、続けて三回も見てしまった。