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ジャンプの高さ・飛距離増す…チャンピオンのキム・ヨナに余裕まで
8日(日本時間)、米AP通信は「1カ月後に迫ったソチ冬季オリンピック(五輪)で注目すべき女子選手5人」を選び、フィギュアスケートのキム・ヨナ(24)に大きな関心を見せた。2010年バンクーバー五輪の滑降金メダリストで“ゴルフ皇帝”タイガー・ウッズの恋人リンゼイ・ボン(30、米国)がひざのけがでソチ五輪に出場できなくなると、彼女に代わるビッグスターを取り上げたのだ。キム・ヨナ以外の4人はミカエラ・シフリン(アルペンスキー)、ヘザー・リチャードソン(スピードスケート)、リンゼイ・ジャコベリス(スノーボード)、ジュリー・チュー(アイスホッケー)と、すべて米国の選手だ。
キム・ヨナが準備を終えた。キム・ヨナは5日、京畿道高陽市オウリムヌリアイスリンクで終わったフィギュア総合選手権で合計227.86点をマークした。演技ほど注目を浴びたのはパフォーマンスだった。表彰台に向かいながらダブルアクセルを跳んだのだ。フリーでミスした部分を見事に決め、ファンサービスをした。完ぺきを追求するという気持ちとミスを表彰式パフォーマンスに昇華させるほどの余裕が感じられる場面だった。シン・ヘスク・コーチは「現在のキム・ヨナのコンディションは90%ほど。ソチ五輪までにはベストコンディションに仕上がるだろう」と話した。
◆「キム・ヨナは最後まで浅田に立ちはだかる壁」
2009年3月29日に米ロサンゼルスで閉幕した世界選手権大会で、キム・ヨナは韓国選手では初めて優勝した。特有の淡々とした表情で表彰台に立ったキム・ヨナの目が突然、赤くなり始めた。「ワールドチャンピオン、キム・ヨナ」と紹介されると、反射的に涙が落ち始めた。
当時すでにキム・ヨナは世界最高のフィギュア選手だった。ジュニア世界選手権大会で優勝し、シニア舞台のグランプリ優勝も何度か経験していた。しかしキム・ヨナは「ワールドチャンピオンという言葉を聞く瞬間、思わず涙があふれた」と振り返った。国内ファンの大きな関心と声援、同じ年齢の浅田真央(日本)とのライバル構図が、キム・ヨナには大きなプレッシャーだった。
2010年2月26日、バンクーバーのパシフィック・コロシアムで五輪のフリーを終えると、キム・ヨナはまた涙を流した。採点の結果を見る必要もなく優勝(合計228.56点)を確信したキム・ヨナは、こらえていた涙を流した。ジュニア時代からの目標だった五輪優勝、いつからか全国民が期待していた金メダルを獲得したことに対する歓喜であり、そこまで来るまでの苦痛と孤独が入り交じった感情だった。2010年までキム・ヨナにとってフィギュアは生存がかかった戦争だった。
4年が過ぎたが、キム・ヨナは銀盤を離れなかった。女子フィギュア史上、五輪で連続金メダルを獲得した選手はソニア・ヘニー(1928、1932、1936年、ノルウェー)とカタリナ・ヴィット(1984、1988年、旧東ドイツ)しかいない。キム・ヨナはフィギュアの伝説の後を継いで金メダルに再び挑戦する。
足取りは軽い。キム・ヨナは「私はすでに五輪の金メダルを獲得したので、必ず(金メダルを)取らなければいけないという負担はない。もちろん上手くやりたいが、結果にこだわるよりも五輪を楽しんでくる」と話した。
昨年秋、キム・ヨナは右足のけがで6週間、練習を中断した。このためグランプリ大会にも出場できず、先月クロアチアで開催された“B級大会”ゴールデンスピン・オブ・ザグレブで復帰した。中心舞台には立っていないが、キム・ヨナは常に“場外チャンピオン”だった。ザグレブ大会で204.49点をマークし、他の選手に大差をつけて優勝した。国内外5大会連続で200点以上となったキム・ヨナはソチ五輪の金メダル最有力候補だ。
キム・ヨナの唯一の対抗馬の浅田は、五輪が近づにつれて苦戦している。昨年2回のGPシリーズで200点を突破して優勝した浅田は、先月の全日本選手権大会で199.50に終わった。日本でも3位に落ちた。武器とするトリプルアクセルで尻もちをつくなど演技の完成度が大きく落ちた。キム・ヨナがザグレブ大会を通じて健在を知らせると、浅田は心理的な面ですでに劣勢となっている。日本のスポーツ報知は「キム・ヨナは最後まで浅田に立ちはだかる壁」とし、スポーツニッポンも「ソチ五輪で悲願の金メダルを狙う日本の浅田真央の前に、女王(キム・ヨナ)が立ちはだかる」と伝えた。
◆1、2回ミスしても崩れないのが強み
キム・ヨナはバンクーバー五輪で世界記録を更新して最高峰に立った。米ニューヨークタイムズは8日、「2010年、キム・ヨナは高いジャンプ、魅力的な存在感、この上ない優雅さで優勝した。キム・ヨナを単に技術マスターと見るべきか、偉大な芸術家と見るべきかという議論があったほど」と紹介した。
女子フィギュア選手の全盛期は20代前半だ。カタリナ・ヴィット以来20年以上も五輪連続優勝者が出ていない理由だ。しかしキム・ヨナは4年前の技量をよく維持しているどころか、全体的にむしろ向上している。パン・サンアSBSフィギュア解説委員は「キム・ヨナの技術は非常に安定している。ジャンプを1、2回ミスしても大きく崩れないのがキム・ヨナの強み」と説明した。
今季のショートプログラム「悲しみのクラウン」とフリー「アディオス・ノニーノ」を見ると、キム・ヨナのジャンプの飛距離と高さがともに増していることが分かる。十分な距離と高さを確保しているため、ミスの確率が低くなったのだ。フィギュア専門家でなくとも、キム・ヨナのジャンプがさらに軽快になり安定したことを感じることができる。トリプルルッツ+トリプルトーループのコンビネーションをはじめとするキム・ヨナのジャンプはライバルがいないほど完璧に近い。
キム・ヨナはすべての女子フィギュア選手が教科書とするジャンプに加え、スピンとステップまで補強した。総合選手権のフリーで、フライングチェンジフットコンビネーションスピンとステップシークエンスでレベル4を受けた。また、レイバックスピンをレベル3で、最後のチェンジフットコンビネーションスピンをレベル4で終えた。けがの後、体力が落ち、スピンとステップに不安定な感じがあったが、短い期間に補強したのだ。キム・ヨナの技術と魅力はそのまま芸術点(PCS)に反映される。ザグレブ大会(SP35.55、フリー71.52)と総合選手権(SP38.37、フリー77.21)ともに最高点を受けた。芸術点は大抵のことでは下がらない。
2014年のキム・ヨナは2010年に比べてはるかに余裕がある。「五輪を楽しみたい」と話していても、キム・ヨナに金メダルの欲がないわけではない。プレッシャーを乗り越えたチャンピオンが勝負を楽しめば、これほど恐ろしいものはない。キム・ヨナは技術的・芸術的に完成された状態でリラックスして銀盤の上に立つだろう。今までになかった生涯の演技となる可能性が高い。ソチ五輪でキム・ヨナのライバルは彼女自身しか存在しない。
(中央SUNDAY第357号)
ソチ五輪フィギュアスケート女子は、このまま推移すればキムヨナの優勝が予想される。どの角度から検証しても次に続く選手との差は歴然としている。
誰が何と言おうとキムヨナと次に続く選手たちとの空洞に虚しく棒を突き立てるようなものでしかない。
浅田真央ともはっきり差が出てしまった。今の状態だと浅田選手が3Aをしっかり決めてきても、キムヨナの優位は動かないだろう。表現力でキムヨナが優っている印象はどうにも拭いがたい。
浅田真央は次に続く選手とも力の差を持っているため、キムヨナに続いて銀の可能性はかなり高い。
ただ、キムヨナに勝つため、タラソワ前コーチは浅田真央に3Aを飛ばせることにこだわった。このこだわりを今も引きずっているため、浅田選手には悲劇的な幕切れが想定される事態にも陥っている。
キムヨナと浅田真央がライバルであり続けたこの8年間、二人は優劣をめぐって多くの大会を競ってきた。それらを振り返るとキムヨナにはほぼ完全燃焼した大会がオリンピックを含めて幾度かある。だが、浅田真央の場合はキムヨナに勝っても完全燃焼してきた印象が自分にはなぜか希薄だ。
3Aへのこだわりのせいではないかと思う。3Aで崩れる。3Aを上手く飛んでも3Aへのプレッシャーがきついため、他の演技で崩れる。それを繰り返してきたため、完全な演技の記憶が自分の中では皆無に近い。15歳の頃に、牛若丸のようにひょいひょいと3Aを飛んでいた彼女の記憶が飛来するのみである。
今期の彼女も3Aのプレッシャーで苦闘中である。外国では彼女の演技に対し、酷評の記事まで出てきていると聞く。一度くらい3Aをビシッと飛び、そのプレッシャーに燃え尽きず、他の演技も見事こなしてくれる演技を期待するフィギュアファンは多いのでなかろうか。そのステージもソチ、いや世界選手権までと限られてきた。この二回で、彼女は念願を完璧演技を決めてくれることができるだろうか。
キム・ヨナについてはもう書くことはない。韓国選手権の映像も見れば見るほど、彼女の演技力の高さ確かさを確認させられるばかりだ。当然ながら、このレベルに達している選手は他に見当たらない。
おそらくずっと以前のSP演技(円を描いたり、S字をなぞったりしていた)などやらしたら、彼女はものすごい水準を示すのではないだろうか。
ソチが過ぎ、キムヨナと浅田真央が競技から退いたら、フィギュアスケート界はさぞかし寂しくなることだろう。
フィギュアスケートの熱気もレベルも下がり、ファンが減りだすんじゃなかろうかと思えてならない。
キム・ヨナやライバルである浅田真央を彷彿とさせる選手が出てきてくれればいいが、僕のフィギュア熱もたぶん彼女とともにソチで終わりになるだろう。
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