雨の記号(rain symbol)

ハートや情熱のK-POP


米タイム誌、BIGBANGや少女時代などK-POPの主要曲を紹介

米タイム誌がワールドスターPSY(サイ)の他にも韓国の人気歌手の主要曲を紹介する記事を掲載し、注目されている。

12日(現地時間)タイム誌の公式サイトに「Beyond PSY: 5 Essential K-Pop Tracks」というタイトルの記事を掲載し、ソテジワアイドゥルの「I Know」、Wonder Girlsの「Nobady」、SUPER JUNIOR-Tの「Rokkugo」、BIGBANGの「BAD BOY」、少女時代の「The Boys」をベスト5に挙げた。

タイム誌は、「I Know」に対し「1992年にリリースされた同曲は、今聞いてもK-POPらしくない。だが、たくさんの人がこの曲をK-POPの始まりだと見ている」と説明した。続いて「Wonder Girlsの『Nobady』は、英語バージョンでリリースされ、ビルボードHot 100にランクインした初のK-POP曲だ」と報じた。

また、SUPER JUNIOR-Tは「K-POPでは珍しいキャラクターのグループの一つ」と紹介し、「SUPER JUNIORのユニットで、彼らの歌は韓国のポップジャンルであるトロット(韓国の演歌)に焦点を当てた」と書いた。

そしてBIGBANGは、「BAD BOY」のような楽曲で2012年EP AliveでK-POPアルバムのうち最も売れ行きの良かったグループで、少女時代はガールズグループの中で最も多くのアルバムを販売し、K-POPのうちDVD売り上げが2番目に多いグループだと報道した。
(K-POPニュースより)


 ソテジは主として1990年代に活躍した歌手だ。最近ではイ・ジアとの離婚騒動が記憶に新しい。僕はイ・ジアとの騒動が持ち上がって彼の曲を聴くきっかけを得た。
 「I Know」はロックのカッコよさを外観としては装備しているが、完全には消化しきれないやぼったさが同居している曲だ。だが、聴きおわってみるとサウンドの捨てがたい味わいは残る。
 タイム誌は、「I Know」に対し「1992年にリリースされた同曲は、今聴いてもK-POPらしくない」、と寸評している。
 そうだろうか? 
 僕の印象は、「たくさんの人がこの曲をK-POPの始まりだと見ている」、に同調する。
 「I Know」はリズムこそロックだが、聴かせどころ(というかメロディーライン)はトロットソングっぽい。
 今もK-POPで売れる曲はトロットっぽいメロディーが微妙に混じっているように僕には感じられる。
 インターネットの時代とはいえ、何でもある種の熱狂が生まれないとその熱は伝わっていくのを始めない。音楽も同じだ。主力部隊はやはり線であり、各地で発生する点のような熱はあくまで側面からの補完的役割しか持たない。それだって主力部隊の到着が遅れればたぶん消滅する。歌でも何でも機を逸すればそういうことになる(むろん燃えくすぶっていた曲が大ヒットにつながるケースも稀にある)。
 K-POPもまずはアジアで受け入れられてヒットし、世界に広がっていく傾向は今も始まりの頃と変わってないと見る。地元でさっぱり売れなかった曲が逆輸入されて売れたケースなんてのはまだないように思う。
 日本でスターダムにのしあがった「KARA」でさえ、自国でさっぱり売れていなかったわけではない。ある程度の人気を得ていたからこそ、日本にも進出してこれた。
 K-POPエンジンを搭載したパロディー音楽(江南スタイル)が大当たりし、一躍世界的ミュージシャンにのしあがったPSYの場合は、次の曲に注目が集まっていたから「ゼントルマン」が世界で同時的に売れる結果につながっている。しかし、これだってまずは地元ではずみをつけた。タイで売れシンガポールで売れアメリカで売れ世界のヒットにつながろうとしている。
 PSYの音楽はK-POPが受け入れられたわけではない。スパイスがK-POPなだけで、ダンスの上手い歌手ならどこの国からもこのような音楽を発信できるだろう。ただし、ダンス、ラップのセンスがPSYほど消化能力の高いコメディー歌手がいればの話である。
 KARAは日本で人気を保っているが、Wonder Girlsはアメリカで最初こそ注目を浴びたが、今は苦闘を続けている。
 タイム誌の記事も説明程度の簡略なものだ。
 K-POPは世界(音楽の中心市場アメリカ)に向かう途上にはあるものの、まだまだ道は遠いと見た方がいいだろう。
 ただし、人気が廃れるのはあっという間だ。音楽なんていうのはちょっとした風向きに左右される。K-POPが流行った分、欧米の音楽はアジアで廃れているだろう。どこの国の音楽だって人気を得るため綱渡りを続けている。それには歌心をハートや情熱にどれだけこめられるかだ。今のところ、K-POPは世界の注目を浴びていると言える。



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