毎年11月か12月には東京で書店巡りをすることをここ十数年必ずやっていて、行かないと何だか年を越す気がしないのだ。ただ、目的は大分変わってきて長野駅前に首都圏の大型書店と遜色ない品揃えがある平安堂本店が出来た(98年)し、アマゾンなどのオンライン書店も気軽に利用出来るようになったから(アマゾンやbk1は1500円以上買えば送料無料。以前は大型書店の通販は15000円以上の利用で送料無料で中々利用する気になれなかった)、本探しが目的ではとっくになくなっている。あちこち観光で見て回るついでに書店も見るという程度かな、最近は。今回の目的は九段下にある昭和館。靖国通りに面した窓一つない異常な形状の建物で以前から気になっていたのだ。この昭和館、地上7階で6、7階の常設展示で戦中・戦後の国民生活を当時の資料や生活用品の展示、映像などで振り返るようになっていて赤紙・千人針・出征者を見送る旗・茶の間の道具・料理の再現・当時のポスターを始め展示物多数。配布される資料も豊富でとても面白かったのだけれども、これだけの施設には莫大なカネかかってそうで、年間で相当な赤字なのは間違いないだろう。確か、昭和館って「戦争の是非を抜きに国民の辛苦だけを問題にする」施設って反対運動あったような・・・と調べてみたら、あったあった【地元・有志らの反対押し切り「昭和館」オープン】。運営を委託されてるのが日本遺族会だと。道挟んで向かいは靖国神社だから、遺族会が関係してると思ってたが、やっぱりそうか。それにしては歴史観が皆無というのも意外な気がするけれども、「加害」の視点がなければそれでヨシ!ってことなんだろうか。靖国には遊就館があるから、歴史観はそっちにお任せということかも。ついでに遊就館も見て回り、海軍カレーとコーヒー(1030円)。のらくろグッズとレトルトの海軍カレーがあったから、それもお土産に。行き帰りの新幹線でもコーヒーを飲んで、さすがに最後は食傷気味。いつも乗ってる禁煙車輌ではなく、間違って喫煙可の車輌に乗ったら、これは効く!普段タバコ吸わんので一気に気持ち悪くなった。もう乗らんわ、喫煙車輌には。禁煙車さえ、【新幹線禁煙車にも「煙害」 喫煙車から流入?国基準超す 】という記事あったし。「乗降時や検札、車内販売などで自動扉が開くたびに煙が流れ込むためらしい」そうだ。なるほどね。
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