中国産不信に根拠はあると思うし、ある程度の誇張された表現はメディアの特性上しょうがないとは思うけど、いくらなんでも「食べたら死ぬ」はないだろう。

本文をいくら読んでも、「食べたら死ぬ」の根拠になる表現は一切なし。該当するのは、見出しに去年のアメリカに輸出されたメラミン入りペートフードで犬や猫がバタバタ死んだことだけ。それはそれ、これはこれ。少なくとも、“現時点”での国内で流通するメラミンのリスクは極めて低い(今後、これ以上のリスクが出てくる可能性はあるけど)。
※食品安全委員会ホームページ:メラミンの概要について

確かに、記事にあるように「中国産のお菓子が大量に流通している」のは事実だし、丸大食品だけでなく、まだまだ未公表のメーカーはあるわけで、メラミン“汚染”はまだまだ広がってくのは事実だろうけど。
続いて同誌は次に危ない「隠れ中国産」“毒食品”として、ビール、おでん、枝豆、ハム、ソーセージ、蕎麦、ごま、醤油、味噌、豆腐・・・とありとあらゆる中国産の食材をやり玉に。要は中国産だったら、何でも危険!信用できない・・・って記述のオンパレード。
その根拠となるリスクを論じるのに残留農薬だったら、どのくらいの<量>によって、危険なのかっていう言及が一切ないし、きちんと品質管理された中国産食品があるってことには全く触れてないのは、あまりにアンフェア。そんな記述で<毒>だの<死ぬ>だのって記述をするのはあまりに無責任じゃないの・・・って思う(そういう言い方をしたら、危ないのは中国産に限った問題じゃないだろうってことになるし)。
ああ、もちろん中国産食品が叩かれるだけの、ひどいものがあること、メラミン問題が、中国企業のあまりに低いモラルに起因するってことは、改めて断わっておくけどね。
最後に触れられてる“「非食用」輸入小麦1万トンが不正転売の重大疑惑”って問題は、第二の汚染米・・・というより、それ以上の重大な問題だと思う。これに蓋をして、解散だ、総選挙だなんて言うべきじゃ絶対ないと思うんだよ。
ぎすぎすした話題で書いたんで、和ませるために、今日もアニメ動画をアップ。アマチュアの作品なんだそうだけど、元ネタがゲームソフトのキャラなの?ますます僕とは縁の遠い世界だなぁ・・・
