
家で見てんのは、それとセットになっているDVD。これを何度も繰り返し観る。余計な情報が入ってこないから疲れないよ、一番。
落ち着いてきたから、書こうと思っていた環境問題について一つ。
中西準子さんのサイトで「雑感355-2006.7.25「内分泌攪乱物質の研究成果(ExTEND)-もう少し違った視点で調査できないものか-」という興味深い文章がアップされている。
とにかく動物実験には莫大な費用がかかるらしい。「それに無駄があるんじゃないか、本当に必要な実験なのか」と疑問を呈してるわけなんだけど、そういうことを書くと、もっともっと徹底的に調べるべきだって、反発が出る構図になってるんだよね。

格好の事例が、現在の環境省の方針転換を批判する「ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」の事務局長:中下裕子さんはこう言うんだ。
「人工の化学物質が生体のホルモンの働きをかく乱するという環境ホルモン問題は、人間を含む全ての生物にとって、決して看過することのできない重大な課題です。わからないことが多いからといって、軽々に「大したことはない」などと決めつけるべきではありませんし、「解明されるまで静かに待つ」という態度も、決して正しいとはいえません。なぜなら、もしその間に被害が生じてしまったら、取り返しがつかないからです。このことは、水俣病事件からHIV事件、さらには最近のアスベスト被害を思い起こせば、容易にわかるはずです」(環境省作成の小冊子「チビコト」への意見を投稿)
“容易にわかりません”僕には。水俣病やHIVやアスベストのように早くから被害者が出ている問題と人への作用自体が未解明。精子減少が本当かですらわからない環境ホルモンとを一緒にする言い回し自体、過剰に人を脅かす扇動じゃないのか?って思うんだけど。
以前、ためしてガッテンで環境ホルモンを取り上げた時は、そんなむき出しの運動の論理じゃなかったけど、それと同じ匂いを感じたわけ。
そういう“脅し”をしてるから“人心を攪乱した物質”なんて言われちゃうんだよ。