3歩進んで～2歩さがる～♪

昔・・・イヤ・・大昔・・
水前寺清子の「365歩のマーチ」って歌

若い子は・・知らないだろーーなっ

しあわせは～歩いてこない～
だから～歩いて行くんだよ～
1日1歩3日で3歩
3歩進んで～2歩さがる～・・・

今のタクは・・・こんな感じ・・

昨日も一昨日も・・少し元気でした。
昨日の朝なんて・・

2階の私達の部屋まで階段を上ってきたもんね

「カツカツカツ・・」って言う足音に・・

「アレ？？？タクの・・足音？？まさかぁ～～」と思って
起き上がると・・私達のベットの足元まで来ていた

ビックリよ～～

だって・・玄関の段差さえ・・上がれんかったんやから～～

「タクぅぅ～～・・階段あがって来れたんかぁ～」

タクは・・ダンナを散歩に誘いにきたみたくって・・

その後・・ゆっくりと階段を降りて・・
玄関で待っていた・・

点滴の力はすんごいです・・

ダンナも絶賛してるもんね～～

「二日酔いの最悪の時に点滴で・・メキメキ元気になるんやちゃの～」って・・・

昨日で一応・・点滴治療一時・・休止しましょうって・・

針を刺しっぱなしの状態はよくないからって・・

昨日もクリニックへ迎えに行った時は・・・

元気で

スタスタと小走りで出てきた・・・・・のに・・・

夜・・自宅で・・
「オエ～～っ」って・・強い吐き気に襲われて・・
また・・・しょんぼり

私達が店から帰宅したとき・・・

いつもはストーブの前でゴロンってしているのに・・

玄関で・・なんとなく・・申し訳なさそうに・・しょんぼりしていた

「タク～～・・さっきまであんなに・・元気やったんに・・どーーしたん？」

昨日は・・かつおぶしも・・パンも・・魚の身も食べなかった

でも・・何か・・食べたい顔で・・テーブルの下に座って・・
ジーーーッと私達の顔見るんだよね～

「何が食べたいん？」


ダンナが食べていた串カツに鼻をクンクンさせた・・

「肉・・・ダメやろ～」
「でも食べたそうやよ～・・きっと・・食べるわっ！」

「おなか・・大丈夫かの？」

「でも・・何も食べてないんやよ～」

「も～～～う・・・やるか！なんでもいいから・・食べてくれ～」


串カツの豚肉・・

手のひらに乗せてやると・・・

バクついた・・

「やっぱり・・コレは・・食べたいんやね～」

「もう食べたいなら・・父さんの分の豚肉・・全部やるわ！」


串カツをバラバラにして・・・
豚肉だけを与えたら・・
パクパクと・・・

って言っても・・・8切れで・・もう食べなくなったんだけど・・

でも少しでも食べてくれれば

今日から・・点滴は、なしの生活をしてみます・・

どんな状態になるのか？わからんけど・・

とにかく・・・家族の誰かの後をついて廻ります・・

寂しいのか？何かしてほしいのか？
何か食べたいものがあるのか？


タクは喋らんから・・・なーーもわからんよ


玄関に行くと・・必ずついてくる・・

どーやら・・・一緒に外に出たいみたい・・

やっぱり・・寒くても・・自分の小屋がいいのかなぁ～～

タク～～まだまだ・・寒いんやよ～

体は痩せて・・・更に小さくなりました。

でも・・私達を見つめる「目」は・・・
まだまだ・・キラキラとつぶらな瞳でジーーーっと見つめてくれるんです

ホンマに・・・


3歩すすんで～2歩さがる～・・・やなぁ～