帰宅難民体験・・5・・

なんだか・・第5話まで突入しちゃって・・
すみません～～・・
引っ張りすぎたでしょーーか

でも・・構わず・・5話に突入させていただきます・・


ダンナが・・品川で20代半ばの「女神様」に巡り会えたお陰で
思いのほか早い時間にタクシーに乗れたのはホントにラッキー

私達は・・すし詰め状態の山手線の中で・・
少し進んでは止まりを何度も繰り返し・・

こんな時に「トイレが我慢できなくなったら～～」なんて・・・

不吉な事を考えていたら

ホントにトイレが我慢できなくなってきて・・

ゆっくりと進む山手線の中・・
「止まるなよ～～」「進め～～」って・・

そんな時・・ダンナから・・電話がかかり・・

「あ～～電話はやめて！電池がヤバイから」
って思った瞬間・・・

スーーッと・・携帯の「電気」が全部・・消えてしまい

私の携帯はその瞬間・・ただの「折りたたみ式金物」・・

「今のダンナのコールで電池がゼロになったよ」
「あららさっき・・アドレス私の方に入れておいてよかったね」


ホントにそう思った

友達がダンナに
「Ｍちゃんの携帯は電池切れ・・コレ・・私のアドレスだからね！ところで・・今・・どの辺り？」

ってメールを送ってくれました・・

ダンナからすぐにメールが入り・・

「今、3人で乗り合いで移動中・・回りまわってるから・・最寄り駅まではまだまだ着きそうにないよ」
って返信・・

乗り合わせたほかの2人・・

1人は子供を塾まで迎えに行ってから自宅まで・・
もう一人は・・鶴見地区で・・今まさに・・台風で橋が決壊の恐れありってニュースで流れてて非常に危険な所で
自宅がその決壊の恐れありの橋のすぐ傍なんだって～

ダンナは3人の中では2番目にタクシーを降りる順番・・


山手線の中で・・携帯の電池が無くなってしまった私はテンションガックリ・・で
トイレの我慢は必死
最悪ですよ

止まったり動いたりの山手線・・
いつになったら目黒駅に着くんだろ～～・・

友達もご主人や娘とのメールや電話のやり取りをしている間に・・
携帯の電池がラスト1つになってしまい

友達・・途中から・・ダンナさんからかかる電話に出なかったナ～・・

ダンナさん・・単身赴任先の九州から
10分おきに電話やメールで
「いまどこだ？」ってかかってくるからね・・

全然進まない私達・・
その・・10分間隔の連絡に友達も少々・・イラ～～・・

「もう！電話はやめて！電池が無くなるから」ってメールもしてるんだけどね・・


ダンナさん・・心配で一杯なんだよね・・

そんなこんなしているうち・・・
私達は・・目黒駅に到着～～

ヤッタ～～
なんか・・ここまで着たら・・友達の家に着いた気分になっちゃって・・

そこから・・乗り換えの電車の改札に向かった私達・・

なんかね・・さっきまで山手線の中で・・ほとんど喋らず・・ずっと・・うつむいたまんまだったけど
久しぶりに歩いた気がしたよ


ルンルン気分で歩いた。。のも・・つかの間・・

えっと～～改札に向かう道中の構内の所々で・・
人が座りこんでて・・
進めば進むほど・・座り込みの人数も増えてきて・・

階段だって・・人が・・規則正しく・・座り込んでて・・

え゛ーーーーーーっ・・なんか・・イヤな予感～～・・


そんな予感は確実に的中の本日・・

改札の回りは・・物凄い人の山・・・
なんかね・・

また振り出しに戻ったって感じでした・・

とりあえず・・私は

さっきからずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと我慢に我慢を重ねていた
トイレにＧＯ・・
トイレだってね・・
スゴイ列なのよ・・


トイレで一息入れた私達・・

ここにきて初めて、駅員さんに話しかけました。

「電車はまだ動く様子はないですか？」

「今の所・・全く見通しがたってないので申し訳ございません」


ハァ～～・・

いつ乗れるか？分からんけど・・たくさんの人が・・ずーーーーーっと電車に乗る列に並んでて・・


この列に並んだって・・1回目の電車には絶対に乗れないってわかるくらいの人・・・


「ねぇ～～ここから・・家までって・・歩いて行ける？」

「そりゃぁ～歩いていけるけど・・」

「歩こう！」

「え゛ーーー！Ｍチャン・・マジで？！歩ける？？」

「えっ？？！そんなに遠い？？」

「イヤ・・40分・・1時間はかからないくらいかな」

「じゃ！行ける！歩こう！」

その時・・もう9時はすっかり・・回ってたからね・・

いつ？動くか？わからん電車を待つより・・

もう・・待つのはイヤでとにかく・・前に進みたかった・・




私の「歩こう！」の言葉に・・友達も・・

「じゃ！歩こうか！」


よし！・・歩くぞ～～～・・

歩けば先が見えてくる・・


歩いてる間にタクシーとか捕まえれたりして～
なんて・・緩い～甘い期待を抱いて



目黒駅から出て・・

もう・・雨は降ってないけど・・風がまだ少し強めの中・・

私は重い荷物をゴロゴロと引っ張りながら・・・


友達の家の傍の最寄り駅へ向かって歩き出しました・・

風は強いけど・・外の空気が・・新鮮な気がしました・・


なんか・・一生懸命に歩いてる人がたくさんいたなぁ～～・・
そんな中に混じって・・

オバちゃん2人・・・高校時代を思い出しながら・・

テクテクと歩き出しました


って・・トコで・・つづく

すんません・・５話で完結できませんでした～