近視にコンタクト

「負け犬世代」と同年代の男が、アラサー女性位を基準に人生の袋小路に入ってしまわないよう、生意気なお節介の呟きブログ。

しゃがまなければ、ジャンプ出来ないよ。

2017-01-24 08:53:32 | 日記
先日テレビを見ていたら、ある女性タレントさんの交遊を密着した番組がありました。そのタレントさんは、長く俳優さんとのお付き合いが報道されていた方です。その俳優さんが別の女性と結婚されて再ブレークとういう状態にある方です。非常に好感度の高い方だったのですが、かなりいい家柄の方だったとその番組で知りました。

その女性タレントさんは、新たな恋に関して重要な発言がありました。
「経験してきた生活のレベルは、下げられない。」
その女性タレントさんが幸せな結婚をされるのを願っていた私は、残念な思いでいっぱいになりました。なぜなら、高収入な方との結婚だと幸せを感じる機会が少なくなるからです。

私が人生で最も幸せを感じたのは、阪神大震災のあと最初にシャワーを浴びた時です。
三宮の喫茶店にいくと隣のテーブルで「ウチの方、水道まだやねん。」って話す人がいるのが普通でした。だから、その日もシャワーを浴びられるという事は気軽には話せませんでした。電気は比較的早く復旧しましたが、蛇口から水が出るまでには何日もかかり、更にガスの復旧は安全確認に手間がかかるのでもっと遅かったんです。自宅でのシャワーは、その全てが揃わなければならないのです。

今でも、トイレで水を流す度に水を運ばなくていい事に感謝しています。震災の時は20代前半で、周りから期待されるし体力は自覚より低下してるしで、深層心理にまで染み付いた経験なんだと思います。だから、普段あるのが当たり前と思っているモノや事にありがたみを感じられるのは、大変に幸せです。

話を戻して、料理ごとに何種類もこだわりの塩を使うとか、シャトーブリアンの味に慣れてしまった生活の家庭のお嬢様は、どうすれば幸せな結婚が出来るのでしょうか?
だから、こんなセリフがあるんだと思います。
「すべてを捨てて、あなたの元に来たの。」

これ、特殊なカップル(椿鬼奴さん夫婦とか)を除き、当たり前のシチュエーションだっていう事を知って欲しいです。結婚前の実家での生活は、両親の努力の結果だから幸せで当たり前です。しかし、我の結婚生活は我の努力で豊かな生活を築いて初めて、本当に幸せな結婚生活と言えるのではないでしょうか。

結婚生活を考えるのって大変ですよね。でも、結婚後の将来もシュミレーションしましょう。えっ10年後の事なんか予想してもその通りになんてならないんじゃないの?
その通りです。でもその頃でも子どもはまだ小学生なんです。その後に、教育費にすごいお金がかかる時期が来ます。だから、若くして高収入を得ている男にばかりたかっている女性もいますが、結婚時の収入が年齢的に高い人は…将来的にどうなんでしょう。

堅実な相手を選びをすること、それが大事です。一旦しゃがんで、相手を支えてみましょう。しんどいけれど、ゆっくり立つと安定しますよ。
チャンスを見つけてジャンプ。それもいいけど、着地失敗もあるよ。

夫が定年、子供が独立して、「私の人生、何だったんだろう」と虚しくなってる熟年の話を聞くと、妻としても母としても落ち度のない生活されてますよね。つまりは、家計を支える御主人の苦労、独立する為のお子さんの努力、そんな事が当たり前で幸福に感じられなくなっちゃってるんですね。
中学からの"彼女なしコンビ"の相方は結婚しています。彼の奥様は、そんなシニアマダムになってしまいそうで心配なんです。いつか、そのへんも書きたいと思います。

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