花見山公園に下山して再び花々を。
春蘭咲く十万劫山へ(2016.3.21)
「その1 先ずは花見山公園」「その2 しのぶの細道」の続きです。
十万劫山山頂到着 11:42
十万劫雷神社。
その手前に三等三角点(標高428.6m)
お参りしてから・・・
雷神。
風神・山神。
三峯山・金剛山。
十万劫の由来
今から千二百四十年ほど前、聖武天皇が奈良東大寺に大佛建立の勅命を出されたことにより、
資金集めのため有名無名の僧が佛教の普及と勧進のため東西奔走した。
それらあまたの僧のうち「陸奥の小田なる山に黄金あり」ときき、
これを得んものと陸奥に向かったのが時の名僧行基であった。
行基は多賀城を目指してはるばる陸奥深く分け入り、
大川(阿武隈川)の流水に沿って下った途中山に臥し野にいね、幾山河を越え、
ようやく秋近い或る日の夕方十万劫にたどりつき、老松茂る峰に一夜の宿りをされた。
明ければ晴れ渡った大空の下、西に吾妻、安達太良の峰々、南には那須連峰、北に蔵王、東に霊山の山々、
そして眼下には信夫山がくっきりと盆景の如く浮き上り、
雄大にして巧緻きまわりない絶景にしばらく見とれた行基は、
「この地は聖地なり、永劫に鎮?慈悲を垂れ給え」
と祈念して背負ってきた地蔵尊を、老松の根元に安置して今の山口の方に向かわれたと伝えられている。
その后日照りの年には、村々の人たちがこの山に登り雨乞いをしているが、必ず慈雨があったという。
此の地は古く石器時代より人家があり、公園造成の折数々の石器出土し、
行基が言われた霊地のため、雷神、風神、山神、金剛山、三峯山の碑が祀られている。
相馬方部、川俣方面への間道の分岐点でもあった。
昭和57年9月5日 十万劫雷神社講中
※鎮?=鎮守?鎮魂?
もう一つの看板には何やら不思議な文字が。
一通り山頂をウロウロしたら、お昼タイム。
賞味期限が切れてしまったらもったいない。
大事にとっておいたカップヌードル「カボチャ仮面のパンプキンポタージュヌードル」を♪
結構好きな味なので、今年のハロウィーンに合わせてまた発売して欲しいような。
育った篠竹や樹木越しに安達太良山と吾妻山を眺めてから・・・
十万劫山山頂出発 12:15
今回は周回ではなくピストン。
しのぶの細道を戻ります。
かつては分岐。
畑ノ小屋への道は藪化しています。
単語を組み合わせて文を作る能力を持つシジュウカラの姿。
その会話を聞きながら・・・
花見山分岐 12:50
ヒオドシチョウ(緋縅蝶)はなぜ近くに止まる?
シュンラン探してちょいと寄り道。
腰浜線2号18番送電線鉄塔へ。
萬歳楽山と半田山の奥に南蔵王。
花芽?
シュンランが何株もありましたが、まだ蕾。
登山道に戻り・・・
太陽にフラッシュで対抗してみました!?
腰浜線19番送電線鉄塔を通過してすぐに・・・
くるみ沢分岐 13:27
見頃を過ぎたマンサクが見えてくれば、そこは花見山公園の最奥。
しのぶの細道への分岐 13:35
後は60分コースの続きを下って・・・
見頃を迎えたサンシュユ(山茱萸)
満開のヒュウガミズキ(日向水木)
花見山のメインの桜はトウカイザクラ(東海桜)・・・だと思っています。
ちなみに今日の新聞の開花情報ではすでに満開と。
今週末には他の花々も見頃を迎えて劇混み必至?
30分コースにも寄り道して。
花見山公園入口 13:55
朝は気が付かなかったけれど、咲き始めているハクモクレン(白木蓮)が♪
続きます。