吊られた目籠。
福島市民家園(2014.12.14)
「その1」の続きです。
文化4~5年に建築された会津地方の上層農民住居。
馬屋中門造りの旧馬場家住宅。
他の住宅などもそうでしたが、雪が家の中に吹きこむのを防ぐため?出入口以外の戸が閉ざされていまして・・・
天気も相まって普段でも薄暗いであろう室内が更に暗い。
障子やいろんな隙間からの光を頼りに見学。
いや、見学というよりは土間を通り抜けただけ。
中門の馬屋から外に出ようとしたら・・・
頭上にユラユラ揺れる。
竹竿に吊るされた目籠に視線を奪われ釘付けに。
六芒星もしくは籠目紋!
「事八日」
(ことようか)
「事」とはお正月の神事のことで、12月8日と2月8日に行う行事を総称して「事八日」といいます。
事八日には、目籠(目荒く編んだ竹籠)を軒先につるすならわしがあります。
目籠は神様が訪れる目印となるように。
また・・・
(ピクセル等倍でトリミング)
一つ目小僧などの妖怪が、たくさん目を持つ籠に驚いて逃げ出すようにという魔除けの意味もあります。
・・・という案内が貼り出されていました。
だいぶ前ですが
荒俣宏さんの「帝都物語」や高橋克彦さんの「総門谷」シリーズなどを読んだ事があって・・・
全然詳しくはないけれども、こういうのに興味あります (^^ゞ
この日の福島市の最高気温は0.9℃。
ここは市街地よりも標高が高いのでもう少し気温が低い・・・
時折雪舞う曇り空。
太陽が身体を温めてくれないようなので、福島市民家園を後に駐車場に戻ります。
続きます?
ピクセル等倍トリミングした画。
目籠の像が3重になっているのは手持ちHDR撮影をしたから (^_^)