庭の紅枝垂れもみじはあまり葉が傷むことなく美しく紅葉
しかし今年は・・・その葉が落ちる先は緑の芝生ではなく土の上
東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故から約2年8カ月
ようやく自宅でも除染作業が始まりました。
屋根と壁の除染は終了して足場も取り外されスッキリ
駐車場は高圧洗浄で薄汚れた色のコンクリートが真っ白になってこちらもスッキリ
庭の芝生は剥ぎ取られてガッカリ
でも、芝生は新しく張り替えてもらえるような事を言っていたような言っていなかったような・・・
その剥ぎ取られた芝生と表面の土などは、これから狭い庭の一画に穴を掘って埋められます。
うちらの地区は仮置き場がないから・・・
・・・と
11月19日に投稿した背炙山の記事の最後に書き記しておきましたが、あちらは消して改めて
その後、庭に穴を掘って汚染された芝生や表土を埋設して除染した場所の放射線量をチェック
その結果、線量が下がって少し安心・・・のはずだったんですが
原発事故後に自分たちで張り替えた一部分の芝生は剥ぎ取らないでそのまま残してありまして
その放射線量(単位はμSv/hではなくてcpm)が除染前の数値の約2倍に
ただ元々そんなに高い数値ではなかったので・・・でも2倍
こうなる事は偶にあることだそうで・・・
原因は雨樋を除染した際に飛び散ったものが付着したからではないか・・・ということですが?
(屋根と雨樋の除染方法は、高圧洗浄ではなくて拭き取りとブラッシング)
結局、庭の除染はやり直し
その残しておいた芝生までも剥ぎ取って
しかも量が多くなった所為で穴に入りきらない
そして、バラへの泥跳ね防止のためにマルチの代わりに花壇を覆っていた
数鉢の苗木から挿し木をして徐々に増やしてきたタイムなどのハーブ類も殆ど撤去
奇しくもハーブはセシウムの除去に一役買っていたのか・・・
これも量が増えた事の原因
こんなのが庭の端でもなく、よく通る庭の出入口の目立つ場所にデンと
この後、土嚢を周りに積んで更にカバーで包んで・・・その大きさがだいたい倍ぐらいに
かなり見っとも無いし、邪魔でその奥の花壇の手入れもできない状態になりました。
仮置き場や中間貯蔵施設が出来るまで、まさか何年もこの場所に置いておかなければならないんでしょうか?
だいぶ放射線量も下がってきていたし、こんなふうになるなら除染なんてしない方が良かったなんて思ったりして
放射性物質がある意味可視化された事で今まで以上
毎日、夜に仕事から帰ってきてこれを見る度に怒りが沸々と
まあ、こうなっているのは家だけではないんですが・・・
・・・
ちなみに芝生は来年春に張り直してもらえるようですがその他は×
家を建ててから両親と一緒に庭をどうするか話し合いながら
殆ど自分たちだけで手入れをして綺麗?にしてきた庭がこんなになって
なんか悲しくなってきた・・・
今回はコメント欄を閉じておきます _(._.)_
いや、閉じない方が良いのかな?
もうようわからん・・・
追記
後日、除染業者の方に相談
庭に敷いていたレンガを退かして穴を拡大して全て庭に埋設してもらいました。
これでちょっとは気が楽になりましたが・・・