
奇岩立つ山頂に何故か狸が居ます。
冬に戻った花見山公園(2016.1.31)
「その1」「その2」の続きです。
福島市ウォーキングトレイル駐車場を後に、同じく福島市渡利にある弁天山公園東口駐車場へ。

今回記事のルート。
ピンク色のラインは車道で水色のラインは山道というか遊歩道。
今回の記事では現在地と迂回路を示す緑色の矢印は無視してくださいね。
弁天山公園東口 12:15
的場石までの距離は0.7km。
先ずは弁天山と大平山の鞍部に向かって坂道を上り・・・

しのぶの細道弁天山周辺案内図。
これは国道114号線のバイパスが出来る前の古い案内板だけれど、今回は関係なし。

しのぶの細道(信夫の細道)の説明板もあります。

十万劫山 (^^ゞ
大平山配水池の広場は東日本大震災の後から立ち入り禁止になってしまったので、そこを経由して的場石に向かうのはペケ。
なので、弁天山テニスコート跡?を左に見て狭い車道を歩き・・・

この道標から整備された遊歩道をジグザグに・・・
車道から20mの範囲の斜面だったかな?
林床は除染されてスッキリというか異様。
急斜面ではないのでどこでも歩けますが、ここにカタクリは?

道を踏み外さずに忠実に登っていけば、しのぶの細道に合流。
的場石(標高148m) 12:45

「はじめまして♪」
ネットで知って、会いたかった狸さん。
信楽焼の酒買い小僧が石祠の前に佇んでいますが・・・あれ?

福島市ウォーキングトレイル駐車場近くで見かけた酒買い小僧とは逆。
左手に通帳、右手には・・・何も持っていない。
丸八印の徳利はどうしたの?

お口の中から背後の石祠が見えているし。
あ、メインの的場石よりも狸に目がいってしまいましたが (-_-;)

そんなわけないでしょ!
こんな巨石なんだから。
ちなみに今回は55-300mmの望遠ズームレンズしか・・・
その広角端でも全体が写らず、配水池のフェンスぎりぎりまで下がって縦位置で何とか撮りました。

人物が写っていたほうが、その大きさが・・・
ということで、岩を攀じ登るフリをしている私との対比。
霊山層。
女神山の山頂にある御神体の岩と同じくイボイボの玄武岩質の火山角礫岩で、
高さは6mぐらいでしょうか?

大平山だと思っていましたが、小午田山?
的場石(まといし)
大平山配水池を見下ろす山頂に立つ奇岩が「的場石」です。
その昔、弓の名人那須の与一宗高が信夫山からこれを的に矢を射たと伝えられており、
また、椿舘の諸士もこの石を標的に射術を練ったと言われています。
ここを管理する近くの八幡院は霊験あらたかな聖地として知られており、
この石の上に御幣束を立て、御来光を仰ぎ諸々の祈願をしたと言います。
また、日照りの年には近郷の人がここに集まり、雨乞いの儀式を行っていました。
ちなみに「登り初め2座目は女神山(2016.1.3)その1 堀切登山口(下)から」で載せましたが・・・
【女神山山頂の岩】
昔は「この岩に足をかけると雨が降る」と語りつがれ『雨降らし岩』とも言われている。

大平山配水池を見下ろし、その向こうには弁天山の弁天山展望台と厳島神社。
・・・椿舘は画面外だな (-_-;)

せっかくなので的場石を一周すると、岩上の雪に何やらアニマルトレースが。
写真は撮らなかったけれど、タヌキの足跡だったら面白いな♪

そういえば・・・

スマホのカメラで全体が写せるじゃないの!

拡大表示とか・・・
あまりトリミングはしないほうがいいと思いますが、2300万画素とは。

フェイスインピクチャー。

お昼も食べず、巨石と狸で約30分。

的場石を後に 13:17
しのぶの細道の先が気になりますが、次の目的地は弁天山の展望台と厳島神社。
往路と同じ道を戻ります。

アカマツが主の雑木林。
それゆえ林内の積雪は少なく歩きやすい。
落雪注意ではあるけれど・・・と言ってもすでに樹上に雪無し。

そして目立つ枝折れ被害も無し。
ジグザグの遊歩道を下って車道に出れば眺め良し。

吾妻山の吾妻小富士は雲隠れしてしまいましたが、

安達太良山はずっと雲隠れしたまま。
1月31日の的場石の分はこれでおしまいです。