9月27日に長野県の御嶽山さんが噴火した件ですが、この御嶽山を含む火山の観測事業が2010年(2011年度予算)の「行政事業レビュー(いわゆる「仕分け」「事業仕分け」)」の対象になっていたことがわかりました。 

そしてこの場で、経済評論家の勝間和代さんらが「大規模噴火は数千年に1度なのに24時間の監視が必要か」などと指摘し、仕分けの結論として国土交通省・気象庁の「火山観測事業」は「抜本的改善」を言い渡されていました。 

katumakazuyo2 
行政事業レビューシート
http://www.mlit.go.jp/common/000123015.pdf 


「事業仕分け」「行政事業レビュー」は、民主党政権の目玉政策の一つで、「行政刷新会議」が主導して実施され、民間人も参加しました。 


今回、勝間和代さんの発言がとりざたされたのは、あるツイッターアカウントが当時の新聞記事を投稿したこと。 

この新聞記事には、勝間和代さんら「仕分け人」の上記指摘、そして仕分けの結論として「抜本的改善」とされたこと、その影響で今回噴火した御嶽山(新聞では"御岳山"となっている)が監視対象から外されたことが書かれています。 

katumakazuyo0 
ツイッターに投稿された新聞記事


当ブログが調べたところ、上記「行政事業レビューシート(平成23年/2011年度予算要求)」のとおり、確かに国土交通省・気象庁地震火山部の「火山観測事業」の目的には「全国の活火山の活動を観測・監視し、最新の火山学的知見に基づく解析を行い、適時的確に噴火警報等の防災情報を発表することにより、火山噴火等による災害の防止・軽減に資する」とあります。
そして、「行政事業レビュー点検結果の平成23年度概算要求への反映状況調」を見ると、この火山観測事業が予算監視・効率化チームから「抜本的改善」を求められ、予算を削減させられていることがわかります。 

katumakazuyo1 
http://www.mlit.go.jp/common/000124981.pdf 

ネットでは、27日夜頃から前述の新聞記事が拡散され大きな話題となっています。また、勝間和代さんの責任を問う声がある一方で、勝間和代さん個人の責任とするのは乱暴だとする声もあり、議論となっています。ネットの声をまとめてみました。 

 


勝間和代は昔から信用してなかった


「大規模噴火は数千年に一度なのに24時間の監視が必要なのか?」これ、事業仕分けの時の勝間和代のセリフです。もちろん本日噴火の御嶽山の観測も仕分けられました。


勝間和代さん叩かれてるのか。役人は無駄を省けと言うクセに実際省いた人に責任をかぶせる。安全地帯から唾を吐く行為には反吐が出る


勝間和代氏もきっとノーコメントか苦しい言い訳するんだろうなあ


勝間和代と民主党を信じたのは、日本国民なんだから、仕方がないんじゃないか。特定秘密反対派や反原発みたいに、プラカードをもって反対運動をしてないでしょ。 #勝間和代 #民主党 #御嶽山


本人の中に何の科学的根拠も無く只々、無駄だー無駄だーと言ってみました、の結果がこれか?枝野(環境放射能調査)といい、蓮舫(津波)といい、勝間和代(火山)といい。


ちなみに御嶽山の火山の観測、民主党時代の鳩山政権下の仕分け人、勝間和代が「千年に一度の災害に予算は不要」と予算カット。もちろん責任は取られるんですよね???


勝間和代かわいそうやな、当時は事業仕分けが善だった。事業を仕分けすると言うことはこういうこと。なんでもかんでも予算は付けれない。税収が減れば今以上に予算を付けれない分野が現れるんだよな。


勝間嫌いだけど勝間も仕分けも関係ない。ちゃんと火山警戒はしてたんだから。それこそ登山者の自己責任だろ。


勝間氏の発言がアレだったのか。まあ、本人からのコメントを聞きたいもんだね。言い訳しか言わないだろうが。


これをもって勝間和代個人に責任を負わせるのはそれはそれで乱暴かと。