さて、ソフトバンクの孫正義社長は、民主党政権時菅元首相にお近づきになり、(笑)
二つの太陽光発電計画をぶち上げました。
そのひとつが、休耕田太陽光パネル設置計画です。
聞くところによると、孫社長は、
太陽光パネルを設置する場所がないということに対して、
「休耕田が、埼玉県くらいあるから、そこに設置すればよい」
と、言ったそうです。
さて、その休耕田利用計画に真っ先に反論したのは、誰あろう。
独立総研の青山繁治さんです。
青山さん曰く、
「孫社長の太陽光パネルを休耕田を利用して設置するという案は、無理だ。」
ということでした。
その理由について、青山さんは、
「休耕田というのは、太陽の光があまり当たらないから休耕田になっている現実を知らない者の言うことだ。」
と、言う説明でした。
つまり、確かに、休耕田を利用して、設置はできるかもしれないが、
しかし、太陽光をもっとも必要する太陽光発電のパネルを光が当たらない休耕田に設置したとしても、
期待通りの電力を発電するわけがない。
ということで、はっきり言えば休耕田利用の案は没です。
それに、休耕田ということは、山間とかそういう斜面にもなっているであろうと思われます。
そうすると、山間とか斜面に建てるたとしても、山間からの土や埃が、太陽光パネルの上に
積もってくるとまた当然、太陽光パネルの日照面積つまり日の当たる面積が狭くなったり、
暗くなったりして、発電量がますます、減っていきます。
当然、山間なので、日照時間が変わり、冬になると日照時間が短くなりますし、
たとえば、新潟とか長野であれば、冬には雪が降りますので、除雪の必要になります。
こう言った場合の費用はどうなるのでしょうか。
誰が、払うのでしょうか。さらに言えば、こう言った費用も仮に電気代に加算するとしたら、
ますます電気代は上昇していきます。
ということで、この休耕田利用計画は使い物にならないので、没です。
詳細は、脱原発斬りシリーズを参照
「政商」という人もいましたが、日本のかつての政商はグランド・デザインを描けていた方が多かったと思いますので、それには値しないかな。
まぁ、大きいようで小さいかな。
福山竜馬に出ていた人物とかですか。
明治の時代に活躍した人とは、志が違うでしょう。
まさしく、比べ物にならないと思いますが。