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米大統領選でトランプ・共和党もカマラハリス・民主党も安易・ポピュリズム全開の"USAコール"の絶叫が、それぞれの陣営の選挙活動会場で盛り上がり、成立間際の計画がとん挫しようとしているのが、名門U.S.スチールの買収計画だ。
かってバブル時代の1989年に三菱地所がニューヨークのロックフェラー・センターを約8億4600万ドルで買収したことや、ハリウッドへの投資で、ポピュリズム的ナショナリズムを刺激した経験を踏まえ、今回の新日鉄のU.S.スチール社買収は、買収後の新会社の役員構成圧倒数を米国国籍にする等の配慮をしつつの買収計画でした。
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それが、加熱し、沸騰中の米国大統領選で、両陣営とも、安易なキャッチでポピュリズム的ナショナリズムを刺激することにより、全米規模で、新日鉄による買収に反対機運が盛り上がり、肝心のU.S.スチール社の運営が困難になり生産部門の現場で、レイオフが実行さるるのも時間の問題になっているという報道です。
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画像は、検索ページのスクショです。
USスチール、製鉄所閉鎖示唆 日鉄による買収不成立ならhttps://t.co/aD0XCndRJn
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) September 4, 2024
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2020年の大統領選で見せた、米国の劣化の再来です。
つまり民主的とか平等、自由とかのお題目で大口をたたいても、まともに選挙の運営もできない無様を世界に晒し、所詮は歴史の浅い「人造国家」の馬脚の露呈を見せつけられた記憶が蘇ります。
これで新日鉄が引いたら、まってましたとばかり、どこかのこれまた人造国まがいが名乗りを挙げて、買収し、結果新会社の役員の顔ぶれは、「中禍人」だらけという事態にもなりかねません。
ひとつの時代の終焉を見るのも、歴史の学習には強烈な刺激なって日本人にはいい機会になるかもしれませんデス。
まったく、米国はアホで、劣化進行中で、しかも驀進中です。