がん関係の統計を見るまでもなく、罹患する人の数が少ないガンに「血液ガン・白血病」があります。
自分の認識では、専門外来を持つ病院は驚くほど少ないはずです。
その患者は肉体的にも過酷な闘病の末、めでたく退院を迎えても、それは他の患者のような「完治」ではなく「寛解」と表現されます。
「めでたく完治」は無い病です。
検索では、「寛解」に関する複数の説明がヒットしますが、理解しやすいものを幾つか紹介します。
全治とまでは言えないが、症状が治まっておだやかであること。
つまり、症状が落ち着いて安定した状態
症状が一時的にかるくなったり、消えたりした状態です。このまま治る可能性もあります。場合によっては再発するかもしれません。
病気の症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態です。このまま再発しないで、完全に治る可能性もあります。しかし、場合によっては再発する可能性もまだあるかもしれません。再発しないようによく様子を見ていただく必用があります。 ですから、定期的に検査を受けたり、薬をのんだりしてください。
つまり、症状が落ち着いて安定した状態
症状が一時的にかるくなったり、消えたりした状態です。このまま治る可能性もあります。場合によっては再発するかもしれません。
病気の症状が一時的に軽くなったり、消えたりした状態です。このまま再発しないで、完全に治る可能性もあります。しかし、場合によっては再発する可能性もまだあるかもしれません。再発しないようによく様子を見ていただく必用があります。 ですから、定期的に検査を受けたり、薬をのんだりしてください。
kazanは、大切な家族を血液ガンで失いましたので、池江選手の病気を報道で知った時、御本人、ご家族のご心配、不安に誰も的確なメッセージを送ることのできないことを知るだけに、まずは「寛解」で退院されたことを、心からよろこぶことができるほどうれしかった。
そして間もなく、水泳も再開したという報道で、「本当に水が好きな方なんだな」という認識で、好きな環境で「身体を慣らしているのだ」と、これもイイことじゃないかと自分のことのように思っておりました。
極めて直近の報道で、いわゆる現役復帰を果たした報道には、驚きと、嬉しさで驚くほどで、その背景には、「ハリの孔をくぐった」ような「奇跡」を感じたほどです。
今朝tweetをチェックで、ベルマークの「通知」にあったのが、面識のある有本香氏のtweetでした。
かくも性根の腐った人間が多いと知って驚く。池江選手はじめ五輪代表選手を守るために、五輪担当大臣、組織委、水泳連盟は強い声明を出すべきだ。 https://t.co/cNb8k1D2n0
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) May 7, 2021

いつもなら返信tweetでメッセージを発信するのですが、今回ブログで発信を考えた次第です。
事の次第は、SNSユーザーが池江璃花子選手に東京五輪開催中止を求めるメッセージを送っている状況があって、無神経なユーザーが勝手にメッセージを打ち込んでいる様子が見えてきました。
記事ではその下りを、
開催の是非について議論が白熱していることを踏まえ「オリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています」とした上で「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません」と指摘した。
共同の記事にある「私は何も変えることができません」の指摘は至極当然のことです。
水泳の再開は、御本人にとって、大好きにな水泳の世界、水と接する生活への、あるいは本能的な願望があっても、プールとの接点を手探りで模索し、ご家族がそれを見守った背景には、想像を絶する葛藤があったと見るのは当然のことだろうと考えます。
その葛藤は、一方に「とにかく大事を取る」という命題があったということは容易に想像できます。
脱毛経験もされて退院を迎え、現在にいたるには、おそらく過酷な無菌室での数週間以上の闘病も体験されたと想像します。
何を言ってもいい空間と時間は別にあるはずです。
それだけに軽薄なSNSユーザーの存在に怒りを覚えます。
ハリの孔をくぐり抜けた人に勝手な発信をしなければ、自身の発信満足を得られないほど精神環境が劣化してるのであれば、そのようなSNSユーザーは、お近くの病院での診察を勧めたい。