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この一週間あまり、自主ボイトレ(一人カラオケでのボイストレーニングのこと・自称・創作語)で最も利用するのがyoutubeですが、従来の保守系言論サイト+少しばかりの時代劇(主に鬼平犯科帳)がyoutubeホーム画面の左トップにあるホームボタン(だろうと思っている)を押すと、
アルゴリズムが程よく効いて、おなじみのコンテンツのサムネイル画像が、まるでなじみの店の板長か親方の「おまかせ」料理の様に並び、その中に演歌系が露出します。
なるほど、チップを握らせてる訳でもないのに、直球ど真ん中で露出するインターネットの仕組みには、少々恐ろしすらを覚える程です。
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この仕組みを知ると、安易に、人様にはあまり言えないようなサイトに、無防備でアクセスすることでの恐怖を感じる瞬間でもあり、ともすれば、誘惑に負けそうになる男心の自主規制につながっています。
30年前は、デスプレイが従来のブラウン管CRTから、液晶に変えた時、夕方、女子社員退社後、事務所の不良男性3人で、ネットでとんだサイトが米国のアダルトサイトで、反映された鮮明なカラーの繊細な表現力に、一同感激をしたものです。 急に、おはずかしい記憶が戻ってきたようです(汗)
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閑話休題、今日の板長のおまかせにあったのが、ちあきなおみの「昭和川」です。
歌いやすいメロディーとコブシなので、Youtube再生に合わせて、ハモると結構イケました。
気を良くしてのめり込んで、詩の最後フレーズの「♬昭和川〜」を、合わせると、急に胸がつまり、涙腺が緩みはじめて、驚きました。
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昭和生まれには、「昭和」の「ショウワ」の響きに、限りないノスタルジーを覚えます。
この様な感情に遭遇した記憶の一つに、台湾・高雄日本人会と高雄日本人学校生徒の合同による、日本人物故者慰霊祭に始めて参列した時のことをおもいだします。
そこは高雄駅から北東方向にある小高い山が古いタイプの霊園になっており、駅からタクシーで20分ほどのところにありますが、正確な名称失念してしまい、Gマップで一応はさがしてみたのですが。。。です。
そこは小山というか丘に道幅3〜4メートルくらいの道路が山道の回り込むように配されていて、その道路の山側が墓地になっており、時折二股になったところから引き込まれた少し開けたところにその慰霊塔というか墓石がありました。
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その慰霊塔というか墓石は他の一般の墓石と異なり、谷側に向けた建立になっており、それを、回り込んで、谷川斜面と慰霊塔の間のスペースがとても窮屈な位置取りになっています。
日本から招かれた僧侶は谷を背に読経し、焼香の時はその僧侶の横で焼香し、慰霊祭の参列席はその横腹に当たる開けてところに設営されているのです。
不思議に思いましたが、焼香が終わった時、太陽の位置と高雄市内の構造物の方角から、慰霊塔・墓石は北北東に向かって建立されていることを知りました。
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北北東の先には日本列島があります。
故国日本から、海を渡って台湾に来て高雄で生活し、台湾にの土になった、多くの昭和の先輩諸氏諸姉の望郷を念・想いを慰めんとして建立を思い立った時のことを思うと、胸が熱くなり涙腺が緩みました。
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時は平成の時代ですが、戦争を知らないkazanですら、今の「昭和」の記憶そのものは、歴史に重なり、圧倒的な重量感で迫るものを感じます。

昭和えれじぃ ♪ちあきなおみ