ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

台湾、生ビール物語 (2)

幾度となく生ビールに挑戦しては失敗を繰り返しました。その度に、
決して生は注文するまいと決めるのですが、高雄の夏場の暑さはそ
の決心をすぐに揺るがします。冷えたジョッキの表面に薄く広がる
霜とあふれる繊細な白い泡、視覚的記憶が海馬を刺激し、店員に
生を注文してしまいます。

これで、当りの時は、もう一杯でルンルンです。しかし、勝率は
あまり芳しいものではありません。
台湾の場合、国産ビールは<台湾ビール><青島ビール>があります。
税金の関係でしょうか、缶ビールで比較すれば、ショート缶が100円
前後、ロング缶が150円。いずれもコンビニ価格で日本円換算です。
簡単に言えば、日本の発泡酒のコストでビールが飲めるという事です。

アルコール党には、なかなかいい環境の様ですが、不思議な事があり
ます。

今を去ること、25年くらい前、台湾では、レストラン、屋台、飲み屋
で食事をしながら紹興酒やビール、持込のウイスキーやブランディー
を、ほとんどのテーブルで呑んでいました。それが、現在では、その
光景がほとんど無いのです。

台湾人は焼肉や鍋料理が大変好きです。真夏の暑い時でも、平気で
鍋を囲みます。ところが、その店で、ビールを飲んでいる客はほとん
どいません。中には、ビールを置いていない場合も珍しくはありませ
ん。さらに、この三年間、紹興酒を呑む光景を一度として見ておりま
せん。

不思議です。

理由は、健康志向で、ほとんどの方が呑まないんだそうです。活火山
には理解できません。焼肉とビール、鍋とビール、これは日本では
最高の組み合わせですが、台湾では異なります。

このような環境ですから、ほとんどに店では、アルコール系飲料と言
えば90%以上がビールのみです。幸いなの事に、台湾ビールには、
数年前から、普通瓶サイズの<瓶生>があります。当たり外れの<樽生>
よりはという事で、<瓶生>を呑むのですが、実感として普通の瓶ビール
違い無いような気がします。最後につまらない駄洒落。

違いの解からない男のビール、フッー。。。
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